コラボ特別編:響き翔く天の道
響き翔く天の道
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つの形に結集した。
「これ……カブトゼクター!?」
響の手に握られていたのは、その身に纏うガングニールと同じ色のカブトゼクターだった。
しかも腰にはいつの間にか、翔や天道響と同じ銀色のライダーベルトまで巻かれている。
「それはお前の掴んだ未来。お前自身のカブトゼクターだ」
「わたし自身の……。って事は、これを使えば!」
「そうだ。……立花、翔、いけるな?」
カブトからの問いに、翔は不敵な笑みで。響は力強く頷きながら答えた。
「ああ!散々好き勝手されたんだ、最早情けは不要ッ!」
「翔くんに化けたり、わたし達のデートの邪魔したり!絶対に許さないッ!」
『ほざけぇぇぇぇぇッ!!』
ようやく起き上がったアキャリナを、3人は正面から見据える。
「いくよ、二人ともッ!」
「いざ、推して参るッ!」
そして、翔と響は右手に握ったゼクターを構え、天高くあの言葉を叫んだ。
「「変身ッ!」」
ベルトのバックルへとスライドさせ、装着させる。
【HENSHIN】
バックルにセッティングされたゼクターを中心に、シンフォギアの上から重厚な鎧が展開されていく。
それと同時に、元のシンフォギアの形状にも変化が生じた。
やがて鎧は全身を覆い、バイザー状のフルフェイスマスクが口元のみを空けて二人の顔を包んだ。
そして、ガチャッという音と共に、響はカブトゼクターのゼクターホーンを立て、翔はガタックゼクターのゼクターホーンを背中側に押し込む。
紫電と共にマスクドフォームの鎧は、各部順次に展開されていく。
無論、二人の掛け声も同時であった。
「「キャストオフ!!」」
【CAST OFF】
弾け飛ぶ鎧の下から現れる、未知の形状へと変化したシンフォギア。
響の胴体部と肩を包むのは、カブトとほぼ同じ形状をしたオレンジ色のアーマー。
しかし、二の腕や腿は露出しており、仮面に覆われていない頭部のヘッドギアには、カブトの角を模したパーツが追加されている。
翔の胴体部と肩に装着されたのは、ガタックとほぼ同型の青いアーマー。
両肩に装着された二対の刃と、ヘッドギアの左右に追加された二本の角は、ギラファノコギリクワガタの大顎のように内側に突起が並ぶ。
二人の姿を一言で纏めるなら、それぞれのシンフォギアにカブトとガタック、二人の仮面ライダーの姿を重ねたような形態。
祝え!天道響との絆がもたらした、マスクドライダーの力を宿す新たなシンフォギア。
その名も『カブトギア』及び『ガタックギア』、今、誕生の瞬間である!
『馬鹿な!?カブトが二人!それにガタックゼクターだと!?』
アキャリナは確信した。勝てない、と。
ただでさえ厄介なカブトが二人に
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