艦娘とスイーツと提督と・53
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生地のベースが出来たら、次はメレンゲを作る。軽く凍らせておいた卵白と、グラニュー糖をハンドミキサーで泡立てていく。
「メレンゲを上手に作るにはコツがあるのかしら?」
「いくつかあるぞ」
(色んなお菓子に使える!上手なメレンゲ作りのコツ)
その1.プラスチックのボウルは使わない!ステンレスかガラスのボウルを使おう!
プラスチックって、綺麗に洗っても油分が残っちゃったりするんだよな。メレンゲに油分が入るとベチャッとなってしまって上手く泡立たなくなるから、注意しよう。
その2.卵白は出番が来るまでよく冷やす!ちょっと凍らせる位でいいぞ!
『卵白を凍らせると泡立ちやすくなる』と紹介してるレシピ本とかもあるが、ありゃ間違いだ。逆に泡立ちにくくなるが、その分キメの細かい泡になってしっかりとしたメレンゲが出来る。
その3.砂糖は最初から混ぜない!泡立って来てから何回かに分けて!
安定したメレンゲ作りには砂糖が不可欠……なんだが、最初から砂糖を加えて混ぜると泡立ちにくくなっちゃうんだよな。だから、ある程度泡立ってから砂糖を加える。それも、一気にドバッと入れるんじゃなく、何回かに分けて少しずつだ。ホイッパー(泡立て器)を使って手動でやる場合は3回位、電動のハンドミキサーでやる場合は2回位に分けてやるといいぞ。
「おぉ、綺麗に出来たじゃないか」
「ま、まぁコツも教わってたし、これくらいはね?」
矢矧がどや顔をしながら照れ隠しをしている。かわいい。シフォンケーキに使うメレンゲは、角が立つくらいまでしっかりと泡立てる。メレンゲが出来たら1/3位を生地のベースに混ぜて馴染ませる。馴染んだらメレンゲのボウルに生地のベースを移し、ゴムへらで全体をサックリと混ぜ合わせる。
「混ぜすぎ注意な。メレンゲが潰れちまうから」
「わ、わかったわ……」
これで生地は完成。後はシフォンケーキ型に流し込んで、170℃に余熱しておいたオーブンで35分位焼けば完成だ。
「ケーキの型が金属のと紙のとあるけど……どっちを使うの?」
「しょっちゅう使うなら金属の方が便利だが……後始末とかを考えると紙の方が便利だな」
金属のだと後片付けが大変なんだよな、コレ。
「さてと……焼き上がるまで暫くは後片付けだな」
「そうね、手伝うわ」
オーブンでケーキを焼いている間に、使った器具を洗っていく。
「手馴れてるなぁ」
「そう?能代の手伝いをよくするからかしら」
「阿賀野とはえらい違いだな」
「あ〜……阿賀野姉は能代が世話しすぎなのもあるかも知れないけれど、でも見てて恐いのよね」
「ふ〜ん……そんなモンかねぇ」
「姉妹で
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