暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第65話 生きるか死ぬかの選択!祐斗と朱乃、地獄の苦しみを乗り越えろ!
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と朱乃先輩を乗せた担架を蹴りあげて二人を宙に浮かせました。


「な、何をしているのよ!」
「気付けショック!」


 部長は思わず二人に駆け寄ろうとしますが与作さんは素早い動きで二人に衝撃を与えました。すると……

「さっさと起きな、もう朝だぜ」
「……っ!はあっ!!」
「げほっ……!!」


 なんと意識不明だった二人が息を吹き返したんです!信じられません、何をしても起こせなかった二人をこうも簡単に目覚めさせてしまうなんて凄すぎです!


「さて、次は傷を回復させな」


 与作さんは祐斗先輩と朱乃先輩を大きなチューリップに向かって投げ飛ばします。すると花が閉じて二人を包み込んでしまいました。


「きゃあ!二人が花に食べられちゃったわ!?」
「大丈夫だ。あれは『セラピーチューリップ』といって人や動物の傷を食べてくれる食傷植物だ」
「傷を食べちゃうんですか!?」


 部長が悲鳴を上げましたが鉄平さんは傷を食べる植物だと説明してくれました、それを聞いたアーシアさんが驚きの声を上げますが無理はありませんよ。だってそんな植物初めて知りましたから。


「一分もあれば大概の傷は完治してしまう。まあ気絶していたり傷が無いと逆に食べられてしまうから扱いには注意がいるんだけどな」
「へぇ、扱いさえ気を付ければすごく便利な植物なんですね」
「でもどうしてセラピーチューリップに二人を入れたんだ?アーシアの回復で傷は完治していただろう?」


 ルフェイさんはセラピーチューリップに強い関心を持っていましたが、イッセー先輩の言う通りアーシアさんの神器の力で回復していたんですからセラピーチューリップに入れる必要はないんじゃないのでしょうか?


「ん?あの二人は鉄平が治療したんじゃないのか?」
「いや俺じゃなくてこのアーシアという子が治療しました。なんでも人間や動物の傷をいやすことが出来るみたいです」
「ほう、そりゃ面白い!詳しく教えてくれ!」
「え、えっと……」


 与作さんは祐斗先輩と朱乃先輩を治療したのは鉄平さんだと思っていたそうです。でもそれがアーシアさんの力だと分かると強い関心を持ったのかアーシアさんに説明をお願いしていました。アーシアさんは驚きながらも神器について説明を始めました。


「良いんですか、先輩?神器の事を教えても」
「ある程度は誤魔化して話しているし親父の知り合いなら問題は無いだろう。どの道ここにいる全員は神器については知っているからな」
「それもそうですね」


 マッチさん達には神器の事はグルメ細胞みたいな不思議な力と話しています。無茶苦茶な理由に聞こえますが意外とすんなりと納得してもらえるんですよね、コレ。まあそれ以上に凄まじい人たちが沢
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