暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第65話 生きるか死ぬかの選択!祐斗と朱乃、地獄の苦しみを乗り越えろ!
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…」
「朱乃ったら……もう……もう!」
イッセー先輩も今まで見せた事の無いような涙の量で泣きながらお二人を抱きしめました。私達も全員がお二人の帰還を喜び駆け寄りました。
「ふふッ……見事にルールを破りやがったな!」
「まさか本当に精神を壊すことなく適合してしまうとは……いやはやイッセーも滅茶苦茶な奴だと思ってたけどその仲間も同じだったか」
「イッセーとこれからも旅をしていくのならこれくらいは出来て当然だじょ」
「にゃはは、節乃さんがそんなに褒めるなんてあの子達の事を凄く信頼しているんだね」
与作さん達は私達の様子を見てそれぞれ異なる反応を見せてくれました。
それからお二人は体力を回復させる為に眠りにつきました、
「与作さん、祐斗と朱乃を助けてくれて本当にありがとう!貴方にはどれだけ感謝しても絶対に足りないほどの恩が出来たわ」
「俺は手を差し伸べただけだ。死ぬと言うルールを破ったのはあの二人さ」
部長は与作さんにお礼を言いますが彼は何てことはないと言う反応でした。本当に器が大きい人ですよ、与作さんは。私、与作さんの事が大好きになりました。
「ふわぁ〜……おはようございます……」
おや、アーシアさんが目を覚ましましたね?もう大丈夫なんでしょうか?
「アーシア!貴方にもお礼を言いたかったの!貴方の回復の神器の力のお蔭で二人は無事に目を覚ましたわ!」
「本当ですか!本当によかったです!」
アーシアさんはお二人の無事を知って喜んでいました。
「しかしお嬢ちゃんのその力、まさに再生屋になるために持って生まれてきた力としか思えないくらいの逸材だ!お嬢ちゃん、鉄平の弟子にならないか?そろそろコイツにも弟子を付けさせた方が良いんじゃないかって思っていたんだが丁度いい!」
「えっ、でも私は……」
「師匠、無理強いは駄目ですよ。まあ彼女の力は確かに素晴らしいものです、もし気が変わったら教えてくれないか?俺は歓迎するぜ」
「わ、分かりました。少し前向きに考えてみます……」
アーシアさんが再生屋として勧誘されていますね。意外と前向きなのがちょっと意外ですが……
「イッセー先輩、アーシアさんが勧誘されていますが止めなくていいんですか?」
「あの子は今自分で考えて道を選ぼうとしている、相談に乗ったりはするが余計な事は言わないことにするよ。このままだと俺に依存しかねないからな」
「なるほど……」
「それに再生屋は美食屋と違い守ることを重点としている、誰かを傷つけたいと思わないアーシアには合っているんじゃないかと前から思っていたんだ」
「確かにアーシアさんの神器の力といい再生屋には向いているかもしれませんね」
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