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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第65話 生きるか死ぬかの選択!祐斗と朱乃、地獄の苦しみを乗り越えろ!
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アーシアさん……


「さて、ここからは本人たちの体力が勝負のカギを握る。気休めにしかならないが声をかけたり手を握ってあげてくれ」
「あっ、だから私達を中に入れてくれたんですね」
「なら私達は祐斗と朱乃を支えましょう!二人が無事に帰ってこられるように!」
『応ッ!』


 そして私達は祐斗先輩と朱乃先輩に声をかけたり手を握ったりできる限りの事をしました。


「祐斗君、帰ってきて……」
「祐斗、根性を見せるんだ!」
「お前はこんなところでくたばるようなヤワな男じゃねえだろうが」
「そうだ、頑張れ祐斗!」
「俺達はまだお前に礼を言ってねえんだぞ!」
「マッチさんを助けてもらったんだ、礼を言わせないで死ぬなんて許さねえからな!」


 ティナさんが心配そうにそう呟きゼノヴィアさんが励ましの声をかけます。そしてマッチさんとシンさん達がお礼を言わせろと発破をかけました。


「朱乃さん、もう少しですよ。だから踏ん張ってください!」
「僕達がついています。必ず戻ってきてください」
「貴方がいなくなったらイッセー君が悲しむわ。勿論私も他の皆だって……イッセー君を想う者同士、ライバルがいなくなっちゃうなんて嫌よ、だから帰ってきて!」


 ルフェイさんと滝丸さんが声をかけてイリナさんは同じ男を想う者として朱乃さんを励まします。


 黒歌姉さまや節乃さんや与作さん、鉄平さんはただ黙って成り行きを見つめています。ウォールペンギンの子供は静かに私のそばに寄り添っています。


「祐斗、朱乃……お願い、無事に帰ってきて……」
「俺は皆でGODを食いたいんだ、二人がいなきゃ意味がねぇ。だから戻って来い!祐斗!朱乃!」
「……祐斗先輩!朱乃先輩!」


 部長と先輩が二人の手を握ってそう声をかけました。私もお二人に声をかけ続けました。


「……うっ」
「!?」


 その時でした、祐斗先輩が私達の声に反応するように声を上げたんです。


「……」
「朱乃……?」


 それと同時に朱乃さんもゆっくりと目を開けました。部長は恐る恐る声をかけましたがお二人は……


「……木場祐斗、ただいま帰還しました……」
「……同じく姫島朱乃、帰還しましたわ……心配をかけましたわね、リアス……」
「あ……ああッ……!……朱乃……!祐斗……!」


 部長は涙を流しながらお二人に抱き着きました。


「祐斗!朱乃!お前らやったんだな……!!マジで……マジでやり遂げたんだな……!」
「イッセー君……うん、何とか帰ってこれたよ」
「本当に……本当に良かった!こんなに嬉しいことはないぜ……!!」
「ああん……起きてから直ぐにイッセー君に抱きしめてもらえるなんて幸せですわ…
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