暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第65話 生きるか死ぬかの選択!祐斗と朱乃、地獄の苦しみを乗り越えろ!
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部長、ティナさん、ゼノヴィアさん、シンさん、ルフェイさんの感想です。皆の言う通りこの短時間でこんなにも美味しいスープを作った姉さまは凄すぎです!
「にゃはは、褒めてくれてありがとうね、皆。流石に節乃さんのセンチュリースープに比べたら味は大きく落ちると思うけど……」
「そんなことないですよ、このスープも負けないくらい美味しいです。ねっ、先輩?」
「ああ、見事なものだぜ。でもよくこんな短時間でスープを作れたな?ライトニングフェニックスでダシを取るには最低でも1週間は煮込む必要があるはずだが……」
「えっ?そうなんですか?」
「にゃはは、ごめんね。今は企業秘密としか言えないにゃん」
うむむ、私達には想像もつかない調理法があるのかもしれませんね。
そしてさらに時間が過ぎると与作さんが再生所から出てきました。
「与作さん、二人の様子は?」
「あと少しで完全に適合するがもう俺達にできることはない。ここからは本人たちの体力にかけるしかないな」
私達は与作さんに案内されて再生所の中に入りました。その中には手足を拘束されてマスクを付けたお二人がゼリーのようなモノに体をどっぷり付けている光景がありました。
「なんだ?あのゼリーは?」
「あれは師匠が作った『治癒ゼリー』だ。ああやって体を浸からせる事によって自然治癒力を大幅に高めることが出来る。更にアーシアちゃんの回復と合わせる事によって大きな効果を発揮しているんだ」
「そんなものがあったのか……凄いな、与作さんは」
鉄平さんの説明にイッセー先輩は改めて与作さんが凄い人物だと感心していました。
「イッセーさん……」
「アーシア!?」
そこにアーシアさんが姿を見せましたがフラフラの状態で凄く消耗した様子でした。
「大丈夫か、アーシア?凄い疲れているみたいだが……」
「えへへ……少し無茶しちゃいました……」
アーシアさんを抱きとめたイッセー先輩が彼女を心配しましたが、アーシアさんは笑みを浮かべてそう返しました。でもそれが無理をしているというのは一目瞭然でした。
「嬢ちゃんはぶっ通しで回復の力を使い続けたんだ」
「なに!?アーシア、何でそんな無茶なことをしたんだ!アーシアだって消耗していたはずだろうに……」
神器は精神を消耗させます、唯でさえ疲れていたアーシアさんには大きな負担がかかったはずです。
「私もお二人に治ってほしかったので……つい頑張り過ぎちゃいました……」
「アーシア……」
「ごめんなさい……少し休ませてください……」
「ああ、ゆっくり休んでくれ。アーシア……」
アーシアさんはそう言うと先輩の腕の中で寝息を立て始めました。お疲れ様です、
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