暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第65話 生きるか死ぬかの選択!祐斗と朱乃、地獄の苦しみを乗り越えろ!
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強いと感じられる人も何人かいました。


「あの人たちは全員が再生屋さんなんですか?」
「みたいだな。けっこう有名な奴もチラホラいるぞ」
「彼らに弟子入りしようと新入りの再生屋も集まるんだ、今では世界中から食材の再生依頼が来るほど有名になったんだ」


 アーシアさんの質問にイッセー先輩と鉄平さんが答えました、ここにいる殆どの方たちが再生屋なんですね。この人達が美食屋と同じこのグルメ時代を支えるもう一つの要……何だか神聖な場所に来た気分になってきました。


「よし、着いたぞ。ここが俺の再生所さ」


 『与作』と作られた木のパネルが目立つ場所に来ました、ここが与作さんの作業場みたいな場所なんですか。


「こ、これは……!」
「血だらけじゃないか……!」


 与作さんの再生所に入った私達は部屋中に飛び散った血しぶきに驚きを隠せませんでした。なにせ血で赤くないところを探す方が難しいくらいですから。


「なにここ!?私達、殺人現場に来ちゃったわけ!?」
「昔討伐したカルト教団のアジトみたいな光景だな……」
「ああ、あれはトラウマになりかけたわね……」


 部長が驚きゼノヴィアさんとイリナさんは何やら苦い表情を浮かべていました。エクソシストの任務で嫌な事があったみたいですね。


「おい、イッセー!アレ見ろよ!スゲェもんがあるし!」
「あれは……『チャコ鳥』に『モーニングローズ』!?まさかこんな所でお目にかかれるとは思わなかったな!」
「どっちも絶滅危惧種の超レアな食材じゃない!まさか生モノを見られるなんて美味しさてんこ盛りの光景だわ!撮影できないのが本当に悔しい……!」


 食材に詳しいイッセー先輩やサニーさん、そしてティナさんがかなり興奮した様子で騒いでいました。


「先輩、あの食材たちはとても珍しいモノなのですか?」
「ああ、ここにある食材の全てが今絶滅が危ぶまれている物ばかりだ。どれもこれも再生させるのが難しく再生に成功したのは数人しかいないと言われていたが与作さんはその一人みたいだな」


 おおっ……!そんな凄い食材を再生させられるなんて与作さんは想像以上に凄い人なんですね。これなら祐斗先輩と朱乃先輩を絶対に助けてくれるはずです。


「でもどうしてこんなにも血しぶき塗れなんですか?」
「それは失敗の跡さ」
「えっ……?」


 ルフェイさんの質問に与作さんは失敗の跡と答えて部長が間の抜けた表情を浮かべます。失敗ってこの血しぶき全てがですか……?ど、どうしよう、さっきまでの安心が消えて不安になってきました……


「取り合えずまずは今にも死にそうなこの二人から治療するか。失敗したらゴメンな」


 与作さんはそう言うと祐斗先輩
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