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ヘタリア大帝国
TURN36 タイの提案その四
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やオセアニアに攻め込む必要がなくなった分」
 それでだ。どうかというのだ。
「私達は楽になったわ」
「そうか。それなら」
「特に焦る必要はないあるか」
「そう思うわ。ああ、あとね」
 ここでだ。ハンナはこの政策を話した。
「独立を宣言した諸国家はね」
「承認ね」
「そうするのね」
「そうするべきね」
 ハンナは今度はクーとドロシーに答えた。
「ここはね。エイリスが何と言ってもね」
「そうね。エイリスがこの戦争での本来の相手だから」
「少なくとも政治的には」
 クーもドロシーも把握していた。ガメリカも中帝国も本来の相手は枢軸国、とりわけ日本ではないのである。
 同じ連合国であるエイリスとソビエトだ。彼等こそ本来の相手なのだ。
 その彼等についてだ。こう話すのだった。
「あの二国を退けないといけないから」
「独立は承認するべきね」
「ええ。フィリピンさんもね」
 ハンナはフィリピンにも顔を向けて話す。

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