第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
31.変身〜transformation〜
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。さっきの戦いで再起不能になったうえに片腕使えないでよくやるわ」
妖夢は先の戦いでの無駄無駄ラッシュで片腕を負傷していたのだ。
「あんたも片腕じゃないですか」
「あんな桜ごとき――――――片手一本で十分よ」
そう言い放ち咲夜は右人差し指を店へと伸ばした。
「お嬢様が仰っていたわ。私の進化は光よりも速い。何人たりとも私を止めることはできない、と」
それを言い終わった咲夜の背後にスタンドはおらずその腰には銀色のベルトが巻かれていた。
そしてどこからか現れた赤いカブトムシを掴み顔の横まで持って行きその言葉を発する。
「変身」
『HENSHIN』
そこにはカブトムシの意匠が施された銀色の鎧の戦士がいた。
「え?何ですそれ?え?やろうとしてできるもんなのそれ?スタンドの極致とか言ってなかったそれ?」
「やろうと思えば誰でもできるわよ」
「エンハンサーのバーゲンセールですね」
※実際そんな簡単にはできません。しっかり地道に特訓をしましょう。遠回りこそが最短の道なのだ。
「なら、いっちょ私もやってみっか!ウオォォォォ!」
妖夢は腰を落とし手で四角形の軌跡を描き始めるとなにかすさまじい小宇宙的な何かが溢れだしていた。
「燃えろ!私の何かぁ!」
すると、不思議なことが起こった!妖夢の腰に小刀の着いたバックルが手にはオレンジの南京錠が握られていた!
「変身!」
『オレンジ!』
南京錠を開けると妖夢の真上にジッパーが現れ、それが開くと巨大なオレンジが落ちてきた。バックルの窪みに南京錠を嵌め込み錠を閉じる。
『ロックオン!』
バックルの小刀を倒し、オレンジを割る。
『ソイヤ!オレンジアームズ!花道オンステージ!』
落ちてきたオレンジが妖夢を包み鎧となった。
「アイエー!?カブト!ガイム!カブトガイムナンデ!?」
ジオウが遠くで驚いていることもつゆ知らず、腰の二刀、『大橙丸』と『無双セイバー』を弓を引くように構える。
「こっからは私のステージだぁ!」
『Heat!』
丞一は右側の緑色のメモリを抜き、代わりに赤い色のメモリを差し込む。
『Heat!Joker!』
すると体の右半身の色がメモリの色と呼応するかのように真っ赤に染まった。そして一気に和真へ駆け出し、振りかぶった拳を和真に叩き込む。本来ならこんなテレフォンパンチをかわされてしまうのだろうが、思考がバルバトスになっている今の和真にはかわすことができなかった。
「ブルルゥァァ!?」
『さっきより効いてますよ!』
「ああ。やっぱり赤は攻撃ってことなんだな。ドンドン行くぜ!」
そこからさらに丞一の怒涛の連撃が始まった。先程のサイクロンジョーカーのような俊敏さはないもののそ
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