第4話 共同偵察
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年にグロンギ族やアンノウン、アンデッドなどの異種族がショッカーの傘下となっていたことで彼らと共闘して、ブラッド星地球侵攻軍を撃退した。その後は彼らの占領下となっていた太陽系惑星も『解放』し、ブラッド星国王 キルバスとの最終決戦でキルバスを処刑。戦争は終結する。
ちなみにキルバスこと仮面ライダーキルバスとの闘いでショッカーライダー部隊が奮戦したのはまた別の話。
しかしブラッド星本土侵攻の際、占領地でブラッド星人とスマッシュによるゲリラ攻撃が発生し、少なくない損害を被っていた。
さらに国王が死亡したことで治安が急激に悪化。中には我こそがブラッド星国王の次期後継者だと騒ぐ者まで出始めた。
結局、ブラッド星はショッカーにとってお荷物となったことで、防衛軍はブラッド星から撤退、クライス要塞による飽和攻撃で同星を滅ぼした。
この経験から占領地では一番に人心掌握と宣伝工作を行ってショッカーとの敵対意識を削ぐこと、不必要に敵の元首を殺害しないことが、防衛軍の中では暗黙の了解となっていた。
オ・ンドゥルゴ 防衛軍基地 司令室
「司令官、報告書です。」
「ここ、オ・ンドゥルゴの近隣の村は全て占領しました。これで近隣の村々がここ、オ・ンドゥルゴ奪還の帝国軍のゲリラの拠点となる心配は消えました。」
「うむ、そうだな。」
「我がショッカーが次に占領するならイタリカでしょう。」
地方都市イタリカ この都市は帝国の交易の中心地であり、この都市を占領すれば帝国の物流に大打撃を与えることができ、戦争終結に一歩近づく。
「しかし……。」
司令官は地図を見てため息をつく。
イタリカはアルヌスと帝都の直線上のド真ん中にあったのだ。自衛隊と共闘関係にある以上、彼らに敵対行動と取られないように行動する必要がある。
ここでイタリカを占領すれば自衛隊に警戒され、ショッカーと日本国との国交樹立交渉に水をさすことになる。
「とりあえず、上層部に相談だな。」
司令官はこの件の判断を上層部に委ねることにした。
帝都 皇城 謁見の間
「皇帝陛下、諸王国軍の損害は死者、行方不明合わせ、数十万に達する見込みです。」
謁見の間では皇帝が玉座に座り、内務相であるマルクス伯から報告を受けていた。
「ほう、想像以上の被害が出たな。」
アルヌスの自衛隊だけでなくオ・ンドゥルゴのショッカー防衛軍とも戦ったため、連合諸王国軍の損害は非常に多かった。
「さらに敗残兵は統率を失い、散り散りに帰途についたようです。」
「まあ、これで周辺諸国が我が帝国に反旗を翻す心配は失せたな。」
マルクスはその後の敵に対する対策をどうすべきかを聞いた。
「しかし陛下、『
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