暁 〜小説投稿サイト〜
ヘタリア大帝国
TURN36 タイの提案その三
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「日本さんが一番年長だし」
「国力も高いしね」
「申し分ないと思うよ」
「韓国さんはどうですか?」
 タイは彼等の話を聞きながら韓国にも問うた。
「日本さんが代表で宜しいでしょうか」
「俺はどうなるんだぜ?一体」
「はい、このまま日本さんと同格です」
 色々とあって、特に陸軍や海軍の正義感の強い面々が強硬に主張してだ。韓国の立場は日本とあまり変わらない位なのだ。
「そうなります」
「じゃあ俺も代表なんだぜ?」
「副代表ということになるでしょうか」
「とにかくそのままならいいんだぜ」
 こうした時代に一番ややこしい国もいいとした。国家達はそれでいいことになった。
 後は人間達だ。彼等はというと。
 帝は伊藤以外の高官達にも問うた。己のその顔を向けて。
「皆はどう思うかな」
「そうですな。私としましては」
 宇垣がだ。最初に答えた、
「我国は内地も外地も一体化させた政治を行っています」
「はい、その通りですね」
「それはかなり穏健な政策であり問題はないと思いますが」
「では諸国家の独立には反対ですか?」
「いえ、賛成です」
 それはいいというのだ。実は宇j垣も正義感は強いのだ。
「元々エイリスの植民地政策は間違っていると思っていました」
「それにですね」
「はい、ガメリカや中帝国がそうしてくるならです」
「前に私達がそれを築けば」
「彼等の大義名分を奪えますので」
「では外相も賛成ですね」
「はい」
 あらためてだ。宇垣は答えた。
「それでよいかと」
「では次は」
「はい、私ですね」
「陸軍長官はどう思いますか?」
「私は賛成です」
 はっきrとだ。山下は言い切った。
「むしろ。陸軍としてはです」
「独立を全面的に支援ですか」
「そうあるべきです」
 宇垣以上に正義感の強い山下らしい言葉だった。
「植民地、エイリスのそれでの圧政は聞いています」
「そしてそこからですね」
「各国の民衆を解放しましょう」
 右手を拳にさえしてだ。山下は主張する。
「是非共。ですから」
「賛成ですね」
「そうです。異論なぞあろう筈がありません」
「では最後に」
 東郷も見てだ。帝は彼にも声をかけた。
「海軍長官の意見を」
「私も賛成です」
 東郷もだった。
「植民地に大義はありません。それにです」
「政治的、戦略的にもですね」
「そうです。環太平洋経済圏は我等にとっても大きな利益をもたらします」
「でjは海軍としても」
「はい、そうです」
 賛成だというのだ。
「タイさんの提案はいいものです」
「私も賛成だ」
 これまで沈黙を守ってきた柴神も言った。
「是非だ。その環太平洋経済圏政策はだ」
「実行に移すべきですね」
「そしてだが。香港殿とマカオ殿はご兄妹
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ