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ヘタリア大帝国
TURN36 タイの提案その一
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さんにお声をかけて」
 国家は自国の領内なら何処でも瞬時に行き来できる。それは自分が掴んでいる人間にも及ぶ。非常に便利な能力と言える。
 それを使ってだ。すぐに全員集まってだというのだ。そしてタイもそうした東郷と日本のやり取りを聞いてであった。
 微笑んでだ。こう言ったのである。
「ではお願いしますね」
「ああ、すぐに帝の御前に来て欲しい」
「インドネシアさんもお願いします」
「うん、いいよ」
 笑顔でだ。インドネシアも応える。こうしてだった。
 東郷と日本はタイ、インドネシアと共に日本本土に一時戻りそうしてだ。主だった面々にも集まってもらい帝の御前に出た。そこでタイはこう言うのだった。
「私は枢軸国、日本につきます。そしてです」
「はい、タイさんのお話は何でしょうか」
 帝は微笑んでタイの言葉に応える。
「何か重要なお話の様ですが」
「私は独立国として参戦します。そして連合国ですが」
 ここでだ。タイは彼等の話題も出した。

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