第8話
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「・・・・・未来に希望があれば、人は笑顔になれる。 笑顔であれば、人生が救われる。 ・・・・・俺はそう信じてる」
『・・・・・オレ、ハ』
アラタとヒロキの叫びが届いたのだろうか。そんな期待を寄せる。だが。
『オレ・・・・・ハ・・・・・!! ????・・・・・ッ!!!!』
「ぐあああぁぁ!!!」
アナザーエグゼイドは、ナオヤを力任せ、俺の方へと放り投げる。地面を2回、3回と転げ苦悶をこらすヒロキ。アラタは彼に駆け寄り、無事を確かめた後にアナザーエグゼイドを睨みつける。
『オレガ戦いに勝ちノコレバ・・・・・! オーラが喜ンでくれる・・・・・!! あの子がイルナラ・・・・・オレは全てをステれるッ!!』
「・・・・・そん、な」
・・・・・ダメ、だったか。 もう、今の彼は説得出来ない。オーラの為なら、アイツは目に見える敵を全て殺し尽くすだろう。。
そこまで考えた所で、ヒロキと目が合う。
「・・・・・なぁ。本当の、アイツとまた話す事って出来るか」
「・・・・・出来ないことはない。 でも、消滅する間際だけだ」
『????ーーーッッ!!!!!』
雄叫びを上げるアナザーエグゼイドに、間髪入れずジュンイチロウ達は銃撃を浴びせる。だが、もうその攻撃は聞かんとばかりに雄叫びは増していく。そんな状況で、俺は短い会話をヒロキと交わす。
「・・・・・だったら」
地面の砂をも抉りとるように、拳をぎゅっと握りしめる。 その顔は涙でグシャグシャとなっており悲痛とも、覚悟を決めたようにも取れた。
「・・・・・せめて、アイツを元に戻してくれ!! ・・・・・もう、あんな風に暴れるのは見たくねぇ・・・・・頼むっ!! 'アラタ'!!」
涙を拭うこともせず、そう懇願するヒロキ。
・・・・・ヒロキの覚悟と選択は、十分すぎる程に伝わった。 なら、俺がやるべき事は。
「・・・・・分かった」
俺は地面でヘタレ混む彼の肩をそっと叩き、アナザーエグゼイドを見据える。 そんなアナザーエグゼイドも、俺の殺気を感じ取ったか。隙ありと襲いかかったレジスタンスの1人を殴り飛ばして、相対するようにコチラへと狙いを定める。
俺はアナザージオウウォッチを起動させ、ジクウドライバーへと装填する。
ライドウォッチに秘められたエネルギーが、俺身体を駆け巡るの感じながら、俺は異形に身を変える言葉を叫ぶ。
「変身!!」
《ZI-O・・・・・!!》
その叫びと共に、アラタはアナザージオウへと変身を遂げる。
アナザーエグゼイドが臨戦態勢へと移る。それとは対象的に、アナザージオウはそれを待ち構える。アナザージオウは、患者の笑顔を取り戻すために戦い抜いた |1人
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