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理子のとあるいちにち
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新人育成指導要綱、任務における人員配置・・・・・
と、内容も多岐にわたる。
その上司の位置にいる凪優は更に書類の量は多いし文句は言えまいて。
ま・・・・文句を言っても書類が減るわけじゃないので頑張るとしよう。
あたしが頑張ってイ・ウー関連の書類を完了させ、休憩がてら一息ついていたその時だった。
コンコン。
執務室のドアがノックされた。
「どーぞ」
あたしはノックをした人物に執務室へ入るように促す。
「理子ちゃん、おはよう」
「あ、るーりん。どうしたのさ」
執務室へ入ってきた人物は武偵高の制服に身を包んだ凪優の相棒の瑠璃神こと、三嶋花梨だった。
「ちょっと理子ちゃんにお願いがあってさ」
「お願い?」
「うん。凪優のことなんだけど」
「なゆなゆの・・・・?」
「うん。凪優のさ、補助頼みたいなぁ・・・て思ってさ」
「あーそっか。この後、るーりん依頼入ってたっけ」
「そうなの。理子ちゃん予定空いていたしどうかなって」
「えっと、なゆなゆの朝のお風呂の補助だったよね」
「うん」
「理子のこの書類もなゆなゆ起きる頃には終わってるだろーし別にいいよ」
「ありがと。あ・・・私、もう時間だし行くね?」
「いってら〜。怪我しないよーに頑張ってね〜」
「うん。ありがとね」
花梨はあたしに凪優の入浴のお世話を頼み、退出した。
まさかのチャンスが到来だった。
凪優は低血圧で朝・・・・特に寝起きがかなり弱い。
その為、毎朝入浴して目を覚ますのだ。
しかし、その行為を凪優単体で行えた試しがない。
以前に凪優が一人で行った際は・・・・脱衣場で寝ていた。しかも全裸で。
これにはあたしを含め全員が「ファッ!?」と驚愕したものだ。
故にそれ以降、誰か(主に花梨)が補助をしている。
さて・・・現在の時刻は9:30。
凪優が起きてくるのは11:00頃。
あと1時間半か・・・・。
それまでに武偵高関連の書類終わらせないとね。
さて・・・気合入れて頑張りますか・・・・。
あたしは机に置いてある桃色の縁どりの伊達メガネをかけて再び書類作業を行った。
50分後。
気合入れて頑張ったお陰で書類仕事は完了した。
まさか・・・あたしが探偵科の主任生徒に任命されるとは思ってもみなかった。
主任生徒制度。
それは今回新設された制度である。
3年生の中から1名選ばれて教師と同等の権限を持つ・・・・・
らしいがぶっちゃけ「教師の雑用係」である。
それで、その主任生徒が発表されたのだが・・・・・
強襲科・情報科→水無瀬凪優
強襲科(副)→神崎・H・アリア
情報科(副)→ジャンヌ・ダルク
探偵科→峰・理子・リュパン4世
通信科→三嶋瑠樺
鑑識科→三嶋凛花
車輌科→武藤剛気
諜報科
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