第三章
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「汗をたっぷりと流すよ」
「うちの大学ジムもありますしね」
「関係者は無料ですし」
「尚更いいですね」
「ジムが休みの時は泳ぐが走るかしているしね」
そうして身体を動かしているというのだ。
「とにかく毎日ね」
「健康的に汗を流して」
「そうしてですね」
「ラーメンを召し上がられてますね」
「そうしているよ、しかしラーメンは」
これ以上はないまでの喜びの言葉と共にだった、彼は話した。
「本当に素晴らしい食べものだよ。種類も多いしね」
「醤油ラーメンに塩ラーメンに」
「豚骨ラーメンもありますし」
「カレーラーメンもあります」
「味噌ラーメンに最近は魚のダシのラーメンも」
「麺の種類も色々ですしね」
「これだけの素晴らしい食べものはないよ、インスタントラーメンも美味しいしね」
ハンセンは満面の笑顔で語ってだった、そのうえで。
日々ラーメンを楽しんだ、店のラーメンもインスタントラーメンもだ。ある日彼は博多に学会に出席する為に来たが。
すぐにだ、学会が終わると街に出て屋台に向かった。そうして屋台に入ってすぐにラーメンを注文した。
白いスープの中に固めの細い麺がある、名物の博多ラーメンだ。彼は紅生姜の色も鮮やかなそのラーメンを前にして感嘆の言葉を漏らした。
「遂にこの時が来たよ」
「博多ラーメンを食べる時がですね」
「来たよ」
同じ大学の助手に言うのだった、尚ハンセンは教授である。
「長年待っていたよ」
「本当に楽しみにされていたんですね」
「関西でも食べられるよ」
こうした豚骨ラーメンはというのだ。
「けれど話を聞くとね」
「豚骨ラーメンはですね」
「博多だっていうから」
「本場なのは事実ですね」
「明日は長浜まで足を運ぶつもりだけれど」
「長浜ラーメンですか」
「あのラーメンは豚の頭からダシを取っているそうだね」
ハンセンはもうこの話を知っていた、ここのラーメンは豚骨ラーメンでも独特でそこからダシを取るのだ。
「そっちも楽しみだけれど」
「今は、ですね」
「博多ラーメンをね」
今目の前にあるこれをというのだ。
「心からね」
「食べてですね」
「その味を確かめて」
そうしてというのだ。
「楽しむよ」
「そうされますか」
「今からね」
こう話してだ、そしてだった。
ハンセンはその助手と共に博多ラーメンを食べはじめた、早速豚骨の白いスープの中の麺を箸に挟んでだった。
口の中に入れてすすった、そうしてから言った。
「美味しいね」
「そうですよね」
「うん、これは」
まさにというのだ。
「絶品だよ」
「豚骨のスープに麺のコシがあって」
「細い麺だけれどね」
「固めに茹でているから」
そのせいでというのだ。
「程よい感じ
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