リュー君のお仕事C
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……う〜ん…じゃぁ『ルラフェン』に行ってごらん」
「ルラフェン?」
「うん。ビスタ港から船に乗って、ポートセルミへ…其処から西に行くとルラフェンだ!迷路みたいな町だから、行けばルラフェンだと分かるよ。其処で『ベネット』って言う爺さんを捜しなさい。その人が知っているから…」
「お父さんが連れて行ってくれないの?」
「手間を惜しんじゃダメだ。苦労してこそ価値があるんだよ」
さすがお父さん!格好いい事言うわ!
「それに…めんどい!…あの町、迷うんだよね…」
………もしかして、こっちが本音?
「大丈夫?危なくないの?」
お母さんが心配してくれる。ちょっと嬉しいな…
「大丈夫だよ。リュリュは魔界へ行った事があるくらいなんだ!それに心強い仲間モンスターが居るだろ!え〜と…アクユウ…だっけ?強そうじゃん!」
「アークデーモンのアクデンよ、お父さん!」
「そう、それ!アイツ、リュリュに近付く男を威嚇しまくってるだろ!僕も睨まれるんだ!娘に手を出すかっつーの!そりゃぁ、リュリュは僕好みに成長してるけど…」
ちぇっ!さすがのお父さんも、娘には手を出さないらしい…残念!
「じゃ、折を見てルラフェンに行ってみるわね!」
ルーラ習得について色々教わったところで、2階からマーサお祖母様がユニちゃんを連れて下りてきた…手には無骨な首輪を持って!
「母さん!?外す事が出来たんだ!」
「まぁ…ね!簡単だったわよ。『マホトーン』で封じる事が出来たわ」
「マホトーンでぇ!?」
「そのくらい思いつかなかったの?」
「だって、僕はマホトーンを使えないもん!」
「………確かティミーちゃんが使えたでしょう」
「アイツがそんなに気が利くと思うの?思考が堅いんだよ!まだリュリュに未練があるし…」
「まぁ…あの子の美点でしょ…父親に似なかった事は!」
「言ってくれるね!まぁいい…自慢の息子に活躍して貰う為に、今日はもう帰るよ」
お父さんはお母さんと濃厚なキスをして、ユニちゃんと一緒にルーラでグランバニアへ帰って行った…
うん!私もルーラを覚えよ!
リュリュSIDE END
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