第一章
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メイド達の秘密
所謂メイド萌えである中村岳志は今新しいメイドカフェを探していた、今の馴染みの店達ではこれから進歩がないと思い新たに行くべき店を探しているのだ。
その中でだ、彼はある店を見付けて友人の神楽坂歩に言った。
「この店よさそうだな」
「何だその店」
歩は岳人が持っているそのチラシを見て怪訝な顔になって言った。
「凄いこと書いてあるな」
「世界に二つとない店だってな」
「メイドカフェっていったら」
どうかとだ、歩は小さい奥二重の目と少し膨らみのある頬が印象的な顔を怪訝なものにさせたまま言った、背は一七二程で量が多く縮れた髪の毛を右に流している。
「あれだろ」
「何処もか?」
「メイドの女の子達がいてな」
岳人の面長で顎がしっかりしている顔を見て言う、岳人の眉は太く二重の目は小さめで優しい感じだ。黒く癖のある髪の毛を短くしていて背は一七〇位だ。二人共今は大学の教室の中で講義前に話をしているのだ。
「それでいらっしゃいませで萌え萌えってな」
「それはまあな」
岳人も否定せずに答えた。
「お約束だな」
「メイド喫茶のな」
「それがいいんだよな」
「まあな、俺は萌えでもな」
「アニメの方だよな」
「メイド喫茶は趣味じゃないからな」
それでというのだ。913
「俺は」
「そうだよな、けれどな」
「お前はアニメも好きだけれどな」
「やっぱり第一はな」
岳人は真剣な顔で言った。
「メイドだよ」
「メイド萌えだな」
「メイドの漫画を読んでメイド喫茶に行ってな」
「メイドを堪能することがだよな」
「俺の生きがいなんだよ」
真剣な目での言葉だった。
「メイドの歴史も勉強してるしな」
「本当にメイドが好きだよな」
「ああ、だからな」
「そのお店にもか」
「行ってみるな」
「場所はわかってるよな」
「このチラシに住所も書いてるしな」
それでとだ、岳人は歩に答えた。
「だからな」
「じゃあ早速か」
「今日にでもな」
大学が終わればというのだ。
「サークルに顔出してな」
「それでか」
「もうな」
その足でというのだ。
「行って来るな」
「今日のうちにか」
「思い立ったらっていうだろ」
岳人は今度は熱い声で話した。
「だからな」
「じゃあ感想聞かせてもらえるか?」
歩は岳人にこう言った。
「それなら」
「ああ、じゃあ明日というか今日にでもな」
「今日か」
「もう今日店に寄ってな」
そうしてとだ、岳人は歩に言葉を返した。
「その後バイト行ってな」
「その帰りにか」
「お前の家行って話していいか」
「わかった、じゃあ待ってるな」
「酒飲みながら待っててくれよ」
「今家に四リットルの焼酎しかね
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