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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第二十八話
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言葉を返す。
『あの技』……ヴォルトと契約して、習得した技……。
確かにあの技なら、ティランピオンの動きを止め、絶大なダメージを与えられるけど……その威力の反面、僕はヴォルトのサポートがあっても、かなりの体力消耗をしてしまう。
あの技を使うのなら、確実にその一撃で倒せる場面で使わないと、使い所を間違えた途端、僕は行動不能になって相手の的になってしまう。
……どうすれば…。
「――…分かりました。私が…私達があのティランピオンの隙を作ってみせます。その瞬間に、衛司さんは『あの技』というのをお願いします」
「すずちゃん……分かった、任せる」
すずの提案に僕は思わず少し驚いてしまうも、すずの真剣な表情に、僕は肯定する。こんな表情で頼られてしまった以上……やりきってみせる。
僕の肯定の後、全員がアイコンタクトを取るとそれを合図に、メリアとすずがその場を跳んだ。
「――メリアさん…行きましょうっ!」
「……ん……っ!!」
すずとメリアがそう言い合った瞬間、二人の姿が消える――いや、かなりのスピードでティランピオンの周りを跳び回っている。
『キシャッ!?』
流石に二人共、職業が忍者なだけあってそのスピードは素早く、僕達ですら姿が確認出来ない。ティランピオンも二人の姿が確認出来ず、見事に撹乱されている。ティランピオンの意識がすずとメリアに向いている隙に、ユーリがティランピオンの懐へと先行する。
『キシャッ!?』
「遅ぇっ!幻狼斬…からの、蒼破っ牙王撃ッ!!」
ティランピオンは懐へと入ったユーリに遅れて気付くも、ユーリは素早くティランピオンへと切り込み、ティランピオンの背後へと回り込むとそのまま続けて、斬撃と拳を思い切り叩き込む!
『ギシャアァッ!?』
「よっし!今だ、衛司っ!!」
「うん!行こう、ヴォルトっ!!」
『(――はい、決めましょう主!!――)』
ユーリの攻撃を受け、ティランピオンは吹き飛び体制が崩れる。
ユーリの合図を受け、僕とヴォルトは呼吸を合わせると、その瞬間、僕の周りに様々の色の輪……限界突破《オーバーリミッツ》が発動される。
よし……行けるっ!!
「――雷の精霊よ……今此処に…っ!行って、ヴォルトっ!!」
「――参ります、主っ!!」
体制を崩したままのティランピオンに木刀の切っ先を向け僕が言うと、僕の体から雷の球体状の膜《ライトニング・シェル》を張ったヴォルトが現れ、ティランピオンに向け一撃、また一撃とライトニング・シェルを利用した突撃を連続して与えていく。そして、ヴォルトの突撃が直撃した位置から雷で形成された巨大な
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