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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第二十七話
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受け取り、食べると不思議なまでに体力や疲労感が回復してきた。
僕は小さく笑ってメリアの頭を撫でると、メリアは嬉しげに表情を緩めた。うん、普通に可愛い。こうしてみるとメリアって、兄思いな妹…かな?こういう妹がいればなんかシスコンになっちゃいそうだけど。
「――それにしても…改めて思えばこの砂漠…一般人にはかなりきついだろうね」
「まぁな…この環境じゃあ、年齢とか男も女も関係なしに厳しい砂漠越えになるだろうな。…それに加えてさっきみてぇに魔物もわんさか出やがる。命懸けもいいとこだ」
「ここまでの事態を引き起こしたのは、帝国です」
砂漠を見回して出した僕達の言葉に、すずが顔を俯かせてそう言葉を出した。それを見てユーリが小さく溜め息を吐いて口を開く。
「オレが、ガルバンゾのギルドにいた時は、オレの知る世界は、住んでた場所だけだったな。帝国の事は知ってたが、よその国や、世界の動きなんざまるで見えていなかった。…本当、何でも見渡せる自由のギルドだな。アドリビトムってのは」
「うん。何でも見渡せるからこそ気付くことが出来て、自由だからこそできることがある。だからこそ…今僕達は他の人達に出来ない事をして、人を助けなきゃいけないんだろうな」
「あぁ、全くだ。ディセンダーのメリアだけじゃねぇ。イレギュラーの衛司だけでもねぇ。――俺達、アドリビトムの皆でな」
僕の言葉に、ユーリはニッと笑うと僕とメリアの頭を少し乱暴に撫でてきた。何だか変な感じだけど…嫌な感じではなくむしろ心地良い感じだった。
僕達はそのまま少し笑うと、カダイフ砂漠の奥へと進んだ。
―――――――――――――
――あの後、やけに大きめな蟻地獄に落ち掛けたり、サンドワームの群れと遭遇したりしたけど、なんとか砂漠の抜け道となる道の前まで来ることができたんだけど……
『キシャシャシャシャシャシャーッ!!』
「――……マジ?」
「あぁ…現実逃避してぇのは分かるが、マジだな」
――目の前の現状に思わず出してしまった僕の言葉に、ユーリがそう言葉を出した。
今、僕達の目の前には…抜け道への道を、一見岩のようにも見える甲殻と、大きなドラゴン系モンスターの頭の骨のような尻尾を持った巨大なサソリ型の魔物……『ティランピオン』が塞ぐように立っていた。
「これがティランピオン……これを倒せば、村の人達が安心して砂漠を通れるんですね」
「あぁ……んじゃま、油断せずに行きますかっ!!」
「ぁー、もうっ……行くよメリア、ヴォルトっ!!」
「……ん……っ!!」
『(――了解です、主――)』
僕達は
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