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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第二十七話
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放った二つの斬撃はエレノッサスに直撃するが、エレノッサスは怯む事無く再度こちらに向けて突進してくる。僕は小さく舌打ちしてしまうが、直ぐに次にどうするかを判断し突進してくるエレノッサスに木刀を持つ右手とは別の左手を向ける。
大丈夫だ……いけるっ!!
「雷よ…爆発しろ…!――『ライトニングボム』っ!!」
『グモォオォオオオオーッ!?』
僕の言葉と同時に向けた左手から数個の雷の玉が現れ、突進してきたエレノッサスがそれに触れた瞬間、雷の玉の一つが爆発を起こし、その一つから更に一つ一つと雷の玉が連鎖爆発を起こし、エレノッサスにダメージを与えて吹き飛ばす。
吹き飛んだエレノッサスは、それが効いたのか奇声を上げて動かなくなった。
「ふぅ……なんとかなったか…」
「――へぇー…雷系魔法か…随分、様になってんじゃねーか」
エレノッサスが動かなくなったを確認して一息ついていると、先程まで別のモンスターと戦っていた今回の同行メンバー…ユーリ、すず、メリアが此方に向かって歩み寄りながらそう言ってきた。
「うん…ヴォルトのおかげでね。始めは上手くはいかなかったけど、なれてきたら意外に上手く出来てきてね」
「なるほどねぇ…。精霊を使役したら、その精霊の魔法を使えるようになる、とは噂には聞いてたが…マジだったんだなぁ」
「慣れてきた…それだけで先程の威力とは…。衛司さんは凄いんですね」
「はは…僕は凄くないよ。ただ、ヴォルトの魔力が凄いんだよ」
僕の言葉に、どこか楽しげな笑みを浮かべて言うユーリと、驚いたような様子を見せるすず。
確かにヴォルトの魔法は凄いけど…ただその威力故に、体力消費がハンパない。先程の『ライトニングボム』一発だけで今軽く体が怠くなっているのがそれである。
一応…今僕の体の中にいるヴォルトがサポートして幾分かの疲労を減してはくれているんだけど…もしヴォルトがいなかった時に発動する所を考えるとちょっとゾッとしてしまう。
因みに一応、この雷系統は剣技にも利用出来てそっちの方は魔法に比べると全然疲労感は来ない。うーん…剣術の方が慣れてるから、かな…?
「(ともあれ……ありがとう、ヴォルト)」
『(――主の為ならば――)』
心の中でヴォルトに感謝すると、頭の中に響くようにヴォルトの声が聞こえた。うん、これも当初は驚いたけど、慣れれば意外と楽しかったりする。
「……衛司……はい……」
「ん……ありがとう、メリア」
「…………♪」
不意に、僕の様子に気付いたのかこのメンバーの中でアイテム袋を持っているメリアが僕にミックスグミを渡してきた。
グミを
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