三十四 桜吹雪
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扉の隙間から、わらわらと忍び寄ってきた数多の蛇。
それらがサスケ目掛けて這ってきた。
跳躍し、蛇の猛攻を易々と回避する。
蛇を薙ぎ払いながらも、サスケの視線は扉から外れない。
ややあって、扉の隙間が音もなく、開いた。
「…時期尚早かと思っていたけど…もう我慢できないわ…」
ねっとりとした声音が、室内に這うように響く。
サスケの部屋の扉の隙間。
そこに長く細い指を這わせて、大蛇丸は囁いた。
「さぁ…サスケくん…」
数多の蛇がサスケを取り巻く。
逃げ場を逃すように殺到した蛇の主は、恍惚とした笑みを湛えて、長年の願いを口にした。
「────君の身体を私にちょうだい」
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