第3話 外交
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を邪魔するような報道を垂れ流していた。
これらの国内世論が複雑に絡み合い、恐ろしい結果を招くことになるとはこの時、誰も知る由もなかった。
日本エリア 東京 ショッカー本部ビル
極秘地下20階
『世界統治委員会』
1975年に日本エリアにて世界中を世界征服後に東アジア以外の地域の統治をやりやすくする為、アフリカを『ゲルダム団』に、北米大陸をGOD機関に、南米大陸を『ゲドン』、ヨーロッパを『ネオショッカー』、オセアニアを『デルザー軍団』、地球の地下及び深海は『バダン』、月や火星などの地球外惑星は「ゴルゴム」等の6つのショッカーの下部組織にそれぞれ管轄区を振り分け、統治を行わせた。それからそれらの統治に関わる人物の会議の元に設立されたのが「世界統治委員会」である。
多くの不可解な事件や事故に関与していると言われており、そして存在自体も極秘である。
なお、その後は5つの下部組織のみならず、「財団X」等の大企業やクライシス自治区を始めとした異種族の自治区のトップも参加するまでになった。
「第257回世界統治委員会議を開始する。今回の議題は『門』の向こうの勢力、帝国との戦争についてだな。さて我がショッカーはどうするべきだろうか?さて、諸君、意見を。」
白いスーツの上から裏地が赤い黒マントを羽織った白髪の老人が会議の開始を宣言した。
すると白い服を来た透明なカプセルを被った血管が浮き出た顔した紳士が手を上げる。
「では、『デルザー州』のジェネラルシャドウ、意見を。」
「はい、死神博士。我がデルザー軍団は帝国の占領、帝国軍の解体、そして彼の地に一部の人民の移住を求めます。なぜなら我が州の人口は数年後にはピークに達する見込みだからです。」
すると赤い兜と黒い服、白マントを纏った怪人……アポロガイストが挙手した。
「GOD機間もそれに賛成だ。我がGOD州も同じく増加の一途を辿る人口問題を抱えている。
異世界に我が州の人口の少しでも送り出したいところだ。さらに異世界の調査の結果、ミラーワールドの存在も確認できた。これを利用しない手はないのではないか?」
ショッカー側の調査では異世界にもミラーワールドがあることが判明しており、さらにいいことにミラーモンスターやそれに類する存在も確認されていなかった。よってこの委員会や防衛軍でも異世界はショッカーが世界各地で抱える人口問題を一気に解決できる唯一の方法として見ていた。
「我々、クライシス自治区としても移民は賛成なのだが……不確定要素が1つだけあるぞ?
日本国だ。彼の国が我々の邪魔をする可能性はないのか?」
黒マントを羽織った金色に輝く鎧とマスクを身に纏った将軍と呼ばれる男、旧クライシス帝国将軍であり
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