暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep??誓い〜Appointment for reunion〜
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使えない術式を無理やり自身に使ったその代償はまぁまぁ大きかった。魔力限界値が大幅に減り、魔力ランクがCまで落ち込んだのだ。徐々に回復してくれているおかげで、今はBランク相当の魔力だが。それまで使えていた中級術式すら使えなくなった俺は、正真正銘のポンコツと化している。いつかは戻るだろうが、それまでは戦力として無能だ。
「申し訳ありません。そのことについては十分に解かっているつもりです。ですが、管理局を辞さなければならない理由がどうしてもあるのです。詳しくは話せないのですが、それが俺とシャルにどうしても必要なんです」
「リンディさん、本当にごめんなさい。どうか管理局を辞めることを許してください。お願いします」
椅子から立ち上がって2人して頭を下げる。今の休憩所の空気はかなり重く、入ってきた局員はすぐさまここを後にしていく。少し悪い気もするがそこは許してもらおう。しばらく沈黙が続き、ようやくリンディさんが口を開いた。
「・・・解かりました。それがあなた達に必要なことだと言うのなら認めます。正直止めたいのだけれど、もう取りやめることは絶対にないのでしょ?」
黙って頷くことしか出来なかった。
「・・・総務統括官として、あなた達の辞表を正式に受理します。本当によろしいのね? ルシリオン君、シャルロッテさん」
「「はい」」
返事をしてもう1度リンディさんに頭を下げる。リンディさんは立ち上って俺とシャルの元へと来て、俺たちの頭を胸に抱き寄せ、「これまでありがとう」優しく撫でてくれた。
「「お世話になりました!」」
この日、俺とシャルは8年間勤めた時空管理局を辞めた。
†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††
リンディさんと別れたあと、しばらく本局内を歩いた。ここへはあまり来たことがないけど、知り合いが居るために挨拶回りをしているのだ。本局の挨拶回りが終わったら今度はミッド地上へと赴き、また挨拶回りとなる。でも私とルシルは、なのは達の居る部署にだけは行けなかった。
「はぁ、リインフォースに偉そうに言っておきながら、自分のことになるとダメね」
かつての冬の日、リインフォースに言ったことを思い出して反省。
――ねぇリインフォース。あなたは別れを告げるとはやてが悲しむと思ったから、こうして黙って逝こうとしたんでしょ? でも目を覚まして、そこにあなたがもういないと知ったら、はやてが余計に悲しむって解からなかった? それとも考えなかった?――
「別れをしないと逆に悲しみが大きくなる、か・・・」
「別に永遠の別れとはならないから必要ないんじゃないか? そういう別れの挨拶は、俺たちの本契約が決定してからでもいいはずだ」
「そうなんだけどねぇー」
それはそれで何か嫌だな〜。そ
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