第五十七話 卒業式その四十四
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余計にです、少しでも時間があるとです。
「寝る様にしてるし」
「何時でもだな」
「休み時間でもね」
お昼休みでもです」
「授業中に居眠りしたらよくないし」
「寝てるんだな」
「そうした時もあるわ」
お友達とお話したりもします。
「それですっきりしてるの」
「それはいいことだな」
「すぐに寝られる体質はね」
自分でも思うことです。
「有り難いわ」
「そうだな、じゃあそうして寝ることも忘れないでな」
「これからもよね」
「頑張っていくんだぞ」
「大学に入ってからもね」
「そうするんだぞ、ただ入学まではゆっくりとな」
そうしてと言ってきました。
「休むこともいいからな」
「ゆっくりね」
「そうするんだぞといっても」
「ええ、それでもね」
これは私の癖性分です、どうしてもです。
「色々とね」
「寝る以外に休まないからだな」
「寝ることは寝るわ」
これまでお話した通りにです、そこはしっかりとします。
ですがそれでもです、本当に私の癖性分はです。
「けれどゆっくりっていうのはね」
「出来ないな」
「だからね」
本当にそうした癖性分だからです。
「春休みの間もね」
「休まずにだな」
「動いていくと思うわ」
「まあ寝るならな」
それならとです、お父さんも言ってくれました。
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