第九幕その六
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「イタリア料理っていいますと」
「ジェラートよね」
「はい、これがないと」
どうしてもというのです。
「何か違うって」
「そうも思いますね」
「だからね」
それでというのです。
「出したの」
「そうなんですね」
「タルトもいいけれど」
それだけでなくというのです。
「こちらもね」
「そういうことですね」
「オズの国にはイタリア系の人もいるけれど」
「外の世界のアメリカが反映されるから」
「その人達もジェラートが大好きなのよ」
「だからいつも食べてるんですね」
「そうなの」
実際にというのです。
「これをお昼の時に食べないと午後動けないって言う人もいるから」
「そこまでなんですね」
「それで今回も出したけれど」
「よかったですね」
「ええ、じゃあね」
「皆で、ですね」
「食べましょう」
こうお話してです、そしてです。
皆でデザートにタルトだけでなくジェラートも食べました、それが終わってからそのうえでなのでした。
皆は冒険を再開してホルス神の祭壇に入りました、沐浴の後で祭壇の中でホルス神にお会いするとでした。
隼の頭に強い光を放つ目に若い男の人の身体を持っている神様がいました、この神様が名乗ってきました。
「僕がホルス神だよ」
「貴方がなのね」
「そう、言うならラー神の補佐役だね」
「そうなっているのね」
「そう、古代エジプトではラー神の後の太陽神だけれど」
「オズの国ではラー神はそのままおられるから
「だからだよ」
こうトロットにお話するのでした。
「僕はそのラー神を補佐する」
「そうした立場なのね」
「そうなんだ、そして裁判もね」
こちらもというのです。
「司っているよ」
「あっ、ラー神の補佐役だから」
「そちらもなんだ」
「そうなのね」
「それでお父さんがオシリス神だったね」
ハンクがホルス神にこのことを尋ねました。
「お母さんがイシス女神で」
「そうだよ、父上は植物と冥界の神様で」
「イシス女神は、ええと」
「結婚や家庭をだよ」
「そういったものを司る神様だね」
「そうだよ、そして僕はね」
少年の様な明るい声で言います。
「偉大なるラー神の補佐役で」
「そしてだね」
「裁判も司っているんだ」
「そうだね」
「それで君達はこのピラミッドにはじめて来たね」
「そうなんだ」
その通りだとです、ハンクはホルス神に正直に答えました。
「僕達は」
「それはいい時に来たね」
ホルス神はハンクの返事を聞いてにこりと笑ってこう言いました。
「とても」
「っていうと?」
「明日ピラミッドで神々がラー神の祭壇に集まってね」
「何かあるのかな」
「お祭りをするから」
「あっ、そのお祭りにだね」
「参加出来る
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