第九幕その二
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「スパゲティは」
「そうだよね」
「ピザは赤で」
「スパゲティは白と黒ね」
「それでグラタンは白だけれど」
「ワインは赤で」
「奇麗な色合いね」
「三色でね」
「ええ、今回は色を考えて」
それでとです、トロットが二人に答えました。
「それでなの」
「このメニューにしたんだね」
「そうなの」
「イタリア料理ですね」
クッキーはにこりとしてお話しました。
「メニューのジャンルは」
「そうしたの」
「生ハムもありますね」
「サラダも用意したけれど」
「こちらはですね」
「生ハムでね、それでピザにはね」
「トマトとソーセージですね」
「あとグラタンはマカロニを沢山入れて」
見れば沢山のマカロニが入っています。
「そしてどのメニューにも大蒜を入れたの」
「そういえば」
見ればスパゲティにもピザにもスライスされたガーリックが入っています、そしてです。そのうえでさらにです。
グラタンにもサラダにも入っています、サラダに入っているのはよく焼かれて細切れにしたものが入っています。
その大蒜を見てです、クッキーは言うのでした。
「イタリア料理は大蒜を沢山使いますね」
「それが美味しさを引き立てていますね」
「そう、だからね」
「大蒜もですか」
「沢山使ったけれど」
「だから美味しいですね」
「それに大蒜は身体にもいいし」
このこともあってというのです。
「入れたのよ」
「そういえばね」
ハンクが言ってきました。
「古代エジプトでも大蒜を食べていたんだったね」
「それでここでもね」
「よく食べてるよね、皆」
「それも見てなの」
トロットはハンクに笑顔で答えました。
「大蒜をね」
「沢山使ったんだね」
「イタリア料理ということもあってね」
「ここぞとばかりに入れたんだね」
「今回の冒険も歩いてばかりだけれど」
それでもというのです。
「こうしてね」
「元気が出るものを食べていると」
「その分頑張れるでしょ」
「うん、実際にね」
「だからこのお昼もね」
「しっかりと食べて」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「頑張っていきましょう」
「それじゃあね」
「それと」
こうも言ったトロットでした。
「スパゲティにはね」
「あっ、チーズだね」
「これは忘れないでおきましょう」
「そうだよね、チーズが入るとね」
「スパゲティは余計に美味しいでしょ」
「大蒜が入ってね」
「チーズも入っていると」
見ればメニューの中にしっかりと粉チーズが入った壺もあります、そこにはスプーンも添えられています。
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