第7話
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れぞれが持っていたサブマシンガンの照準を合わせ、ありったけの弾丸をアナザーエグゼイドに浴びせる。
無防備の身体に弾丸を浴びる。これだけ衝撃を受け続ければ・・・・・!!
『???ッ・・・・・』
止まぬ銃撃の嵐を無視してでも、突っ込んでくるアナザーエグゼイド。
アナザージオウは一呼吸置いて跳躍し、右脚を突き出し。 そのキックが、アナザーエグゼイドのボディに直撃し、大きく吹っ飛ばした。
『????ッッ!!?』
瓦礫の山を転げ落ち、ピクリとも動かなくなる。
『・・・・・』
「よっしゃぁ!!!」
手応えはあった。 それはジュンイチロウさん達にもあったようで、各々が少なからず安堵の息を零す。
だが、なんだ? この、嘔吐物が喉奥でつっかえてるような、そんな違和感は・・・・・?
アラタはそんな感情を抱いたまま、倒れ伏してる青年に歩み寄ろうとした、その時。
「おい!! ナオヤ!! しっかりしろ!!」
大柄の男が、脇目も振らずに倒れた男へと駆け寄り揺さぶる。
思い出した。アイツ、確か俺に拳銃を突きつけた奴だ。 あいつ、アナザーエグゼイドと一体なんの関係を・・・・・?
そう考える間もなく、男が俺や後ろに居るジュンイチロウに向けて叫ぶ。
「た、頼む! コイツは見逃してくれ!!」
『・・・・・』
「・・・・・ヒロキ。 そこを退け」
あの時の男は、ナオヤと呼ばれた男を守るように、両手を広げて立ち塞がる。
アラタは思わぬ事に動きを止めるが、対してサトシはあくまで冷えきった声でヒロキと呼ばれた男に言葉を放つ。 でも、と反論しようとするヒロキにスズナが追い打ちをかける。
「レジスタンスに入る条件をもう忘れたの? 『任務に私情は挟むな』。アンタ、今守ってるのは私達の敵なのよ? 」
「・・・・・今、そいつを 止めなければ、もっと苦しい思いをさせる事になるぞ。」
ゲンが重い口を開く。場が沈黙に包まれるが、ヒロキは、涙で頬を濡らしながら彼も思いを吐き出す。
「でも・・・・・俺はコイツに生きてて欲しい。 追放されても構わない! ダチが生きてて欲しいて思ってて、何が悪いんだよ!!」
「アンタ・・・・・」
ぶつかり合う主張。・・・・・正直言って、ヒロキのそれは間違えてる。 ナオヤと呼ばれた青年は、理由はどうであれオーラの禁断の 果実に手を伸ばし、代償として心を喪い、本能のままに人を喰らう獣。 野放しにすれば、人に牙を剥く。 それは、ナオヤさんという青年が望むことじゃない筈だ。
正義の味方なら、少数を切り捨てて大勢を救うべきだ。
・・・・・だけど、ヒロキの言葉を全て否定できる訳じゃない。 自分
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