第7話
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、オーラが生み出したアナザーライダー達の変身者は、自我を奪われてる。 彼女の魔性の蜜の虜となり、ただ彼女の言いなりとなって動く。 そこまで考えた所で、不意に怒りが湧き出してくる。
「・・・・・せめて、苦しませずに眠らせるぞ」
俺は今にも変身せず突っ込もうとするのを堪えて、アナザーライドウォッチを取り出し、起動する。
俺はそれを、怒りに任せて腰に現れた黒いジクウドライバーへと装填する。 黒いオーラと共に、力が湧き出してくる。
「変身!!」
《ZI-O・・・・・!!》
禍々しいアーマーと共に、アラタはアナザージオウへと変身し、アナザーエグゼイドに突っ込む。
『らァ!!』
『???ッ!!』
『ぐぁ!・・・・・このっ!!』
アナザージオウの振るう拳をいなし、アナザーエグゼイドは溝にパンチを浴びせる。 よろけたアナザージオウはスナップを聞かせて蹴りを入れるが、アナザーエグゼイドはそれを反動として宙に飛び、落下の勢いで爪の切っ先をアナザージオウに振るう。 それを、すんでのところで躱していく。
「スズナ! お前はアラタと共に突っ込め!! サトシ! ゲン! ヨータ! ヤツを挟み打ちしながらアラタとスズナをサポートだ! サキは情報収集の為に動画回せ!」
「「「了解!」」」
「わ、分かりました!」
ジュンイチロウの一言で、ヨータとゲンは散開。スズナは腰に仕込んだアーミーナイフを取り出し、一呼吸を置いて飛び込む。 そしてサキはそんな面々を心配しながらも、懐からカメラを脚立にくっ付け、その光景を録画し始める。
「やぁ!!」
『っ!』
スズナが肉薄するのを横目で見やりながら、アナザージオウは距離を取る。 直後、スズナの蹴りがアナザーエグゼイドに直撃する。 一瞬だけアナザージオウとスズナはアイコンタクトを取り、互いの共通の 敵へと駆け出す。
「シッ!!」
『ラァッ!!』
スズナがナイフを胴を払う様に振るう。アナザーエグゼイドはそれを避けるが、ノックバックを見計らいアナザージオウの右ストレートがアナザーエグゼイドのボディへと直撃する。 よろけるアナザーエグゼイドに更なる追撃を与えようと、足払いを放つがアナザーエグゼイドが宙へとブロックを生成して回避しようとするーーのは、予想済み。
『今だッ!!』
「はぁっ!!」
アラタは前屈みになり、スズナが飛ぶための踏み台となる。そしてスズナは俺という台を利用してして、一気に2m程飛ぶ。 落下する勢いそのままに、アナザーエグゼイドに蹴りを浴びせる。
「撃て!!!」
地面を転がるアナザーエグゼイド。タイミングを見計らっていたジュンイチロウの号令とともに、3人そ
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