新暦79年
異世界旅行 〜カルナージ〜
memory:37 模擬戦 その2
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リオの足技でユーリがバランスを崩したと同時にコロナのゴーレムとリオの雷龍が!?
「ちょ、ヴィヴィオ!?」
ルールーを無視してすぐさま通信を繋いでユーリの安否を確認した。
「ユーリ! 大丈夫なの!? ユーリ!!」
『……』
砂煙のせいでユーリの姿が全然見えない!
そう慌てていたら、
「大丈夫よ」
そういってルールーが肩に手を置いた。
「えっ……でも」
「よ〜く見てみなさい」
そう言われてモニターを注視すると……あれって!
『ヴィヴィオ、私がそう簡単にやられるとでも?』
今だよう見えないモニターから声が届く。
「ユーリ!」
徐々にモニターに薄らと蒼い膜のようなものが見え始める。
『ウソでしょ!?』
『今の完璧に決まったと思ったのに!?』
向こうのリオとコロナも驚いてる。
『ギリギリだったけどな。あと油断大敵だ』
『『え……キャッ!?』』
「ユー、おしゃべりもいいけどあと三十秒ほどでそっちにアインハルトが到着するわよ」
『ん。そっちもなるべく早くな。一応コロナとリオは捕縛完了した』
「わかってるって♪ ―――青組一同に伝達」
ルールーは青組全員にチャンネルを開いた。
「準備が整い次第例の作戦を開始します。いつでも行けるようにお願いします♪」
『『『『了解ッ!』』』』
伝達を終えて切るとにっこりとルールーが笑った。
「そんなわけだからヴィヴィオは回復に集中ね」
「うん!」
私が今やるべきことは回復に集中して、青組の作戦に備えること!
-side end-
-side 悠莉-
あの様子だとヴィヴィオの復帰も早いか。
とはいえ、まだ回復するまで時間あるし……。
でもまずは、アインハルトだな。
「八神さん、一槍いかせてもらいます!」
「ああ、かかってこい!」
駆けてきたアインハルトはスピードを殺すことなく一気に迫ってくる。
そしてキレのいい打拳を、足技を繰り出してきた。
あの時はニヒルを通してだったけど、こうやって拳を交えると結構一撃一撃が重いな。
センスも悪くないし、愚直に力を求めてたらしいから実力も年のわりに高く、基礎トレでしっかり土台ができてる。
なのはさんが喜びそうな子だな。
だからと言って負ける気は全く無いけどな!
アインハルトの拳を一つ一つ受け止め受け流し、スキを作らせる。
「三散華!」
拳撃と足技のコンビネーション。
風を切る音が聞こえるほどの重さと速さをもった三連撃にもかかわらず、
「これくらいッ!」
「おぉ! 初見でカウンターとか!」
「逃がしません!」
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