新暦79年
異世界旅行 〜カルナージ〜
memory:36 模擬戦 その1
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ングは2800。
センターガードは2500。
ウィングバックは2500。
フルバックは2200。
「あとは皆さん怪我のないよう正々堂々頑張りましょう」
その言葉を皮切りに赤組青組はそれぞれ円陣を組んだ。
「じゃあ赤組、元気に行くよ!」
「青組もせーの!」
『セーット! アーップ!』
それぞれバリアジャケット、武装形態を展開した。
「へぇー、それが昨日言ってた大人モードか」
「へっへーん。どう、悠兄ぃ?」
いつものように中華風のバリアジャケットに身を包む成長した姿のリオ。
髪は腰あたりまで伸び、背丈も伸びている。
とはいえその顔にはまだあどけなさが残っている。
その姿は良くも悪くも中学生だった。
「私やライと同じくらいの設定なのか? 数年後が楽しみだ」
「悠兄ぃなんかおとーさんみたいだよ」
苦笑いのリオ。
けれども悠莉に褒められて顔を綻ばせた。
-side end-
-side 悠莉-
場所は変わって青組陣営内。
そこで私たち青組は作戦を確認していた。
「ルールー、向こうって一人多いでしょ? 二人を同時に相手することになったらどうするの?」
「それのことなら心配ないわ。多分だけどユーに集まるだろうから」
そう言ってこっちを見るルー。
「向こうが最も警戒してるのはオールランウドで何をしでかすかわからないユーだろうし」
そして各個人が当たるであろう名前をそれぞれあげていく。
「という感じかな。一応なのはさんと話し合った結果なんだけど」
ヴィヴィオも納得したようでこれ以上は聞かなかった。
「ほかに聞いておきたいことはあるかな?」
最後になのはさんが確認するが私も含め誰も特に無いようだ った。
「序盤は同ポジション同士での戦闘。戦況が傾き次第、朝伝えた作戦を決行するから。ユーには負担をかけるけど何とか持ちこたえて」
「了解」
確認も終わり、少しするとモニターが現れメガーヌさんと銅鑼の前に立つガリューを映し出した。
「みんな準備はいいかしら? カウントダウンを始めますよ〜」
モニターの端に表示されたタイマーは三十秒を切っていた。
「二十秒前」
大人組も子ども組も胸を高鳴らせ、
「十秒前」
今か今かと始まりを待ち望む。
「五秒前!」
そして、
「三! 二! 一!」
それは、
「試合開始〜!」
メガーヌさんと銅鑼の音によっと火ぶたを切って落とされた。
「ウィングロード!」
開始の合図と同時に全員が行動を開始する。
スバルさんがウィングロードを張り巡らす。
その道を使いながら私とヴィヴィオは敵陣へと駆け出す。
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