第二百XX+3話
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怖心。
女はガチガチと歯を鳴らして怯えていた。
そして……。
ブチッ!
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁああああぁぁああ!?」
両耳からの激痛。
それによる悲鳴。
しかしその悲鳴すら、もう彼女には聞こえない。
「鼓膜を破かれ……あとはどうなるかな?」
よりいっそう奥へと触手が進んでいく。
やがて女は自分がどんな姿勢なのか、どこが上下なのかすらもわからなくなっていった。
「今この触手がどこまで届いているかわかるかい?
って、聞こえてるはずもないか」
一夏が触手の先端を動かす。
「何も感じないだろう? 当たり前だ。脳に痛覚は無いからね」
「さて…君はこの後実験に使うから殺しはしないけど…そうさなぁ……」
触手はどんどん奥へと進んでいく。
時に非実体化しながら、ついに原始的な部分まで達した。
「呪術的にココを弄るのはいつもやってるけど。直接やるのは初めてだなぁ」
非実体化していた触手の先端が、実体化しソコを突く。
「ひぎぃっ?????? ひっ??? 」
女の腰が跳ねる。
「いやぁ、脳姦って一回やってみたかったんだよねぇ」
ぐちぐちと脳を犯され、女は感じた事の無い、純粋な快楽に叩き落とされた。
「さて、それじゃぁ」
一夏が鉈で残った全ての手足を切り落とした。
もはや快感によって痛覚さえも感じない女は血を流しながら、目を充血させながら絶頂し続ける。
そしてまた雑な止血の後、一夏は四肢を貪る。
最後の指の一本まで平らげた後。
「それじゃぁ行こっか」
一夏は止血した女を抱えて人間牧場を後にした。
向かった先の部屋には二本のカプセルがある。
2メートル程のカプセルと7メートル程のカプセル。
一夏は小さい方のカプセルに達磨になった女を落とした。
「さて…ちょうどいいモルモットが手に入って良かったよ」
物理コンソールのカバーを外してレバーを上げた。
「OTMの中でも危険かつ倫理的にギリギリな実験だ」
女の体が分解されていく。
そして消えた。
跡形もなく。
その代わり、大きい方のカプセルのなかでは何かが生成され始める。
それは寸分違わぬ女の体。
だが大きさが段違いであった。
最終的にはおおよそ5〜6倍の大きさの女の体が出来上がった。
「…………………成功か?」
一夏は大きいカプセルの中の溶液を抜き、巨人となった女の体を取り出す。
手足を失い身動きの取れないその体に、ナイフを突き立てる。
流れる赤い血を手で掬い、口に含む。
「…………悪くないな。成功だ」
笑みを浮かべる
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