暁 〜小説投稿サイト〜
学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
イレギュラーだからこそ出来る行為
[10/10]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
王の財宝”から取り出したのは、炎によって創られた剣。
俺はそれを居合いの様に構えて、真名を解放しながら振るう。
「統べてを焼き尽くす(レーヴァ)………………終末の
獄炎
(
テイン
)
ッッ!!!」
振るった瞬間、摂氏一万度を超える炎が光の速さで奔り、一瞬で<奴等>を炎が捉えて焼き尽くす。
普通の炎では奴等は物ともしないが、この炎はかの有名な北欧神話にて神々の世界を焼き尽くした終末の炎である。神々や神々の世界を燃やす程の威力を誇る炎の前には、奴等とて耐えきる物ではない。
炎に包みこまれた奴等は肉は炭となり、骨は灰となって文字通り焼却された。
そこからは、ただただ目の前の獲物を喰らおうとする奴等が終末の獄炎に突っ込み消えていくと言う消化試合となった。
十分後・・・
炎も消えて高城邸に入り込んだ<奴等>は、全て焼却された。
血の海となる筈だった庭園も炎が蒸発させ、更地となっている。残っている爪痕と言えばカラドボルグによって抉れた地面だけである。
「さて、あらかた殲滅出来たし、後は……………」
俺は再び高城邸の前に伸びている通路を見ると、未だにたくさんの<奴等>が群がりこちらにやってきていた。
俺はキリがないと判断し、道そのモノを封鎖することにした。
もう一度だけ、“王の財宝”に命じて
大剣
(
クレイモア
)
を取り出した。
そのクレイモアは、澄みわたった刀身で極寒の冷気に包まれていて、持つだけ手が凍りそうだった。
その大剣を両手で持ち、上まで振りかざし…………そして地面に叩き付けた。
「凍てつく極寒の
氷檄
(
デュランダル
)
」
振り下ろされた瞬間、今度は獄炎とは真逆の極寒となって周囲全てを凍らせた。
通路ごとぶ厚い氷壁が出来上がり奴等の進入を阻ませることに成功し、取り敢えずこれで追われるという心配は無くなった。
カラドボルグを回収し、俺はさっさと麗達の後を追う為にヴィマーナを取り出し、飛んでいった。
〜真紅狼side out〜
うぉー、猛暑と極寒が半々で体調が崩れそうだ。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ