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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
イレギュラーだからこそ出来る行為
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麗の顔に再び笑顔が戻ってた時、孝達の方ではどうやら静香の親友の携帯番号を思い出し、今電話をかけていた。
ここまで来たとなると………この後、戦闘だな。
ヒャッハー!! ストレス解消戦だーーーーー!!!!
………スマン、ちょっとテンションがハイになってた。
テンションを高めながら空を見上げるとその数分後、案の定、空で爆発が起きた。


「そろそろ、アップし始めるか」
「??? ……どうしたの、真紅狼?」
「いやなに、そろそろ事が動くからな、面倒事がここにやってくる前にアップし始めようかと思ってよ」
「………っていうことは、何かしらの出来事が起きるのね?」
「ま、そうだな。本来なら、ここで別れ道なんだがちょっとだけ手を加えて、少しだけ先に延ばしてやるよ」


俺が麗の疑問に答えると、周りで聞いていた高城達が訊ねてくる。


「何が起きるのかしら、蒼騎?」
「先程、空で爆発があったろ? アレ、ガンマ線でよ、電子機器が完璧にイカれたんだわ。一部を除いてな」
「え、じゃあ、ケータイ使えないの?!」
「そうなるな。車も当然ダメだな、ケーブルがアウトだ」
「蒼騎君、先程、君は一部を除いてと言ったが、その言いようだと安全な場所を知ってるみたいに聞こえるのだが?」
「ええ、知ってますよ」
「それはどこかね?」
「―――――俺の家です。家の中は荒らされていませんし、侵入もされて無い。さらには、絶対に入られない理由があるんです」
「………ここから………『ダンッ!!』………むっ!?」


突然の発砲音で全員がそちらに気が向く中、俺だけは手すりに背中を預けて、再度声を発す。


「発砲音ってことは、どこからか<奴等>が侵入したから、防衛している誰かが発砲したんでしょうな。直に<奴等>がココに辿り着くのも時間の問題だし、ここを捨てて俺の家に向かいません? 食糧や安全、さらには電気などと言ったモノも確保できてますので、電子機器が使えない現状況の中ではもっとも安全だな」
「ここから、近いかね?」
「ちょっと距離がありますが、今、鋼糸で最短ルート上にいる<奴等>を排除してますので、今から出発できるのであればほぼ安全は確保出来てますよ?」


会長は悩む。
だが、すぐに決断した。


「全員聞け! これより我々はここを捨てて蒼騎君の家に向かう!! 戦う気概がある者は前に出て、戦え!! 女、子供はその後ろに着いて来い! 」


上から叫ぶと、会長の部下達は忙しく動き始め、武器やらなにやらと準備をし始めた。


「蒼騎君、道案内を頼めるかね?」
「会長達はどうします?」
「我々はここに残り、引きつけてから別ルートで君の家に向かう」


ああ、やっぱり、この人達の事だ。そう来ると思ったよ。
だが、も
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