第2話
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僕が夜ご飯の食材を買いに行った帰り道。
欲しい食材が、いつもの店とは違っていたので、いつもとは違う帰り道。
そんな帰り道の途中の公園で、僕は見たことのある後ろ姿を見つけた。
あれは…瀬川さん? こんな所でどうしたんだろう?
僕は瀬川さんだと確かめるために、近づいてその人に言ってみた。
「瀬川さん?」
「ハ、ハヤ太くん!?」
やっぱり瀬川さんだった。
そこで、僕は思った事を口にした。
「こんな所でどうしたんですか瀬川さん?そんなに荷物を持って」
瀬川さんは言いにくそうに、少し間を開けて答えてくれた。
「それがね……」
〜〜〜〜5分後〜〜〜〜
私はハヤ太くんに聞かれて、あまり言いたくはないのだが、これからどうすればいいのか分からないし、正直に今日の事を話した。
そしたら私の事情を聞いた後から、ハヤテはずっと顎に手をおいて考えていた。
「は、ハヤ太…くん? どうしたの黙っちゃって?」
そこでハヤ太くんはやっと気づいたように、考える素振りを止めた。
「あっ! えっと…すいません、少し考え事を」
「考え事? 私、何か変なこと言った?」
ハヤ太くんは、少しどう言えばいいのか困った顔で言った。
「いえ…ただ、瀬川さんがすごく大変なんどな〜とっ」
やっぱりいきなりこんな話、されても困るよね…
そんなハヤ太くんの顔が見れなくて、俯きながら言った。
「そうなんだよ。にはは、本当にどうしたらいいんだろう…」
私はまたさっきと同じように、どうしようか考えようとした時にハヤ太くんが、こんなことを言った。
「なら、お嬢様のアパートで部屋を借りますか?」
「ふえっ?」
「まだ部屋は残っていたハズなんですが? どうしますか?」
そこでようやく分かった。
さっきまで、この事を考えてくれていたんだ。
ハヤ太くんが、私の事を考えてくれていたと分かり、私はすごく嬉しくなった。
にはは…でも、問題があるんだよね…
「悪いんだけどハヤ太くん、今の私はあまりお金がないから…その…」
私がどう答えればいいのか分からなくなっていた時、ハヤ太君は言った。
「大丈夫ですよ。お嬢様ならきっと、分かってくれます」
「そうだけど…でも…」
「もしダメだったり、瀬川さんが申し訳なく思うのなら、僕も一緒にバイトを探してあげますよ。それならお金が払えるでしょう?」
…そこまで言われたら、困っているのも本当たしお言葉に甘えるしかない
「にはは。ありがとう、ハヤ太くん。それじゃ〜お言葉に甘えさしてくれる?」
「ええ、いいですよ。それより瀬川さんが笑顔になってくれて嬉しいです」
「ふえっ////」
「ははっ。だってさっきまで瀬川さん、ほ
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