第2話
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とんど笑ってなかったじゃないですか」
「そ、そうかな///自分じゃよくわからないや///」
「そうなんですよ。瀬川さんは一番笑顔が似合うから笑ってて欲しいんです」
「あ、ありがとぅ//////」
恥ずかしくて私は最後までお礼が言えただろうか?
ハヤ太くんって、どうしてここまで恥ずかしいセリフを、ここまで普通に言えるの〜////
私がハヤ太くんの顔を直視できないでいると、ハヤ太くんは首をかしげていた。
「どうしたんですか?」
「ふえっ//な、何でもないよ! にははは…」
「そうですか? それよりそろそろ行きましょうか。何時までもここにいるわけにいきませんからね」
「へ? …あ、ああそうだね!」
そこで私は気づき、慌てて荷物を持った。そしてハヤ太くんに近づき。
「にはは…ごめんねハヤ太くん、待たしちゃって」
「あはは、気にしなくていいですよ」
歩き出した。
それから私はハヤ太くんと一緒に歩きながら、ハヤ太くんに荷物持ってもらちゃってるし、もう一度改めてお礼を言った。
「ハヤ太くん、本当にありがとね」
「別にまだお嬢様に聞かなきゃなりませんし、お礼ならお嬢様に言ってください」
「ううん。ナギちゃんにもお礼は言うけど、ハヤ太くんにもお礼は言い足りないくらいだよ。それに荷物も持ってもらってるし…」
ナギちゃんに聞いてくれるだけでも嬉しいし、それとテスト勉強を教えてもらった事とかもあるしね…
そうやって私が心の中でハヤ太くんに対する恩を考えていると…ハヤ太くんは私の方を向き、私と目を合わせて
「そうですか? ありがとうございます。でも友達で、しかも女の子が困っているのに、そのまま何もしないわけには、いきませんから」
『ニコッ』という効果音がよく似合うような笑顔でこう言った。
それを見て聞いた私は、「それに女の子に重い荷物を持たせたままにできません」と、ハヤ太くんが言っていた気がするけど、それよりも自分の胸の鼓動が速くなって頬が熱くなっていくのを感じていた。
ハヤ太くんにそんな顔を見せないように話をしていたけど、ハヤ太くんはそんな私に気づいているのか、気づいちいないのかわからないが。そうやって話しながらアパートへ歩いていった。
アパートに着くまで、私の頬は熱いままだった。
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