第八幕その十一
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「麦とかお米も」
「そう、作物もだよ」
オシリス神はボタンにも答えました。
「私は育てているのだよ」
「そうだよね」
「だから私の仕事は重要で」
ボタンにさらに言うのでした。
「気が抜けないのだよ」
「大変だね」
「しかしやりがいがあるから」
「楽しそうだけれど」
「実際私の仕事を楽しんでいるよ」
オシリス神自身がというのです。
「毎日ね」
「若し麦やお米が育たないと」
どうなるかとです、クッキーが言いました。
「もうどうなるか」
「考えるだけでも怖いわ」
トロットはクッキーに応えました。
「本当に」
「そうですよね」
「だから私もだよ」
「頑張ってるのね」
「そうなのだよ」
オシリス神はトロットにも答えました。
「日々ね」
「そういうことね」
「他の神々と共にね」
「そのこともわかったわ」
「そして日々」
ここでオシリス神は盃を出しました、その中にあるワインを飲みながらそうしてこんなことを言ったのでした。
「飲んでもいるしね」
「ワイン好きなのね」
「ビールも好きで」
それでというのです。
「ワインも好きでね」
「お酒ももなのね」
「大好きで」
それでというのです。
「毎日飲んでいるよ」
「お酒が好きなんて」
「いやいや、これはね」
実際に飲みながらドロットに答えます。
「もう私の最大の楽しみなんだよ」
「それで毎日飲んでいるの」
「作物を育てて」
「お酒も造って」
「そうして飲むの」
「そうだよ、そして何杯も飲んで」
そうしてというのです。
「楽しい夜を過ごしているよ」
「そういえばもう夜ね」
トロットが言われて気付きました。
「いい時間ね」
「そうだ、だからだ」
それでというのです。
「君達は今夜はだ」
「ここで、なのね」
「休むといい」
こう言うのでした。
「朝までな」
「そう言ってくれるなら」
トロットはオシリス神に笑顔で応えました。
「有り難くね」
「ここで眠るね」
「そうさせてもらうわ」
「お風呂もあるから」
こちらもというのです。
「入るといい」
「沐浴ね」
「その通り、沐浴はしているな」
「どの祭壇に行っても」
その時はというのです。
「しっかりとね」
「入っているね」
「絶対に入るものよね」
「このピラミッドでは」
ここではというのです。
「決まっているしね」
「神様の祭壇に入る前は」
「そう、沐浴をして」
そうしてというのです。
「それから神に会い」
「お参りもするわね」
「沐浴は欠かせないのだよ」
それこそというのです。
「ここではね」
「だからもう入らせてもらってけれど」
オシリス神の祭壇でもちいうのです。
「また
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