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Sword Art Online -Gun Sword-
Sword Art Online
02
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はそれだけしかないのかもしれない。どちらにしろ、この世界で唯一の遠距離攻撃を持つ存在になれたのかもしれないと思うと、心躍るものがあった(ブーメランやらの遠距離武器がある事をこの頃の俺は知らなかった)。
 ふと、キリトからメッセージが届いた。内容は上手くやっていけそうだ、ということだった。一応油断しない様に釘を刺しておいたが、お気楽なキリトのことだ。あまり心がけていないだろう。
 そう思うと、不意に大きな溜息を付きたくなった。どうして自分が他人に関して此処まで熱心になっているのだろう。そんな疑問が湧いてくる。
 当然、俺の疑問に答えてくれる人がいるはずもなく、俺は目の前のモンスターを一瞥する。

「まぁ、暇つぶしに攻略していこうかね」

 迷宮区へ向かい、俺が走る。
 何か出会いを求めるように、走った。茜色に輝く朝日が、そんな俺を唯一肯定してくれているように思えた。
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