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Sword Art Online -Gun Sword-
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が言うには先ほどのモンスターと戦闘をしていた時にポーションが全て切れてしまったらしい。その為これからの帰り道が不安なので、護衛をやってほしいとの事だった。もちろん報酬は払ってくれるらしい。
それは俺としても受けてやりたい依頼でもあるのだが、俺なんかと一緒にいたらより一層ケイタ達が危険にさらされてしまう。何せ昔キリトと一緒にいたせいで俺はビーターとか呼ばれてるからな。ビーターとはβテスターとチートを混ぜて作られた言語らしい。作ったやつにはグッジョブと言ってやりたい。確かに、キリトの強さはチートだからな。
しかしどうしたものか。と考える。確かにこのままケイタ達を帰せば危険に晒されるかもしれない。かと言って俺が護衛をしたところでそれは変わらない。
俺が一人唸っていると、遠くから声が聞こえた。
「お〜い!大丈夫か〜!」
「こ、この声はっ!」
声の主が木々のあいだを縫って顔を出す。
「キリトンッ!」
「誰がキリトンじゃっ!」
「あぶしっ!」
キリトからドロップキックを貰ってしまった。HPが2割も減っている。こいつの蹴りどんな威力があるんだよ……などと一人感想も漏らしているとキリトは既にケイタ達と馴染んでいた。キリトには人を引き寄せる力がある。それは俺がキリトと行動を共にして思ったことだ。
「なあアル。その依頼受けてやれよ」
「おう、お前も一緒にな」
「は?」
「つ〜わけで、俺とこいつでお前らの護衛受けてやるよ」
俺は先ほどのドロップキックのお礼として、キリトを巻き込んで差し上げた。
無事、ケイタ達を護衛しギルドホームへと送った俺とキリトは、とあるレストランに居た。
「ったく、行き成り人を巻き込むなよ」
「そう怒んなって。実際、お前がいなきゃ結構危なかったところもあったんだしよ」
俺達がケイタ達を護衛している最中何度かモンスターと遭遇した。その中で一回だけ十数匹のモンスターに囲まれたときは流石の俺もビビったものだ。咄嗟に命の危険を感じ、急激に冷えていく頭の中で敵を殲滅することだけを考え、無心で動くことのできた俺には自分で賛辞を送ろう。
「お前のあの戦いっぷり……まさに鬼神と読んで良いだろうな…」
キリトがあの時の事を思い出してかうんうんと頷く。その後俺とキリトはNPCに注文し、他愛もない事を駄弁りながら食事をした。
レストランから出て、俺とキリトはそこで分かれる予定だった。俺はキリトの手を掴み、人気のないところへ引きずっていく。後ろからおいっと声をかけられるが無視だ。一応、大事な話があるからこうしているわけだが、別に人気のないところで襲おうなんて思ってはないない。
一先ず誰もこなさそうなところにキリトを引きずり込む。
「なあキリト」
「言いたい
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