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Sword Art Online -Gun Sword-
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上といったところだろうか。その装備と人数でどうしてその程度のモンスターを倒せないんだと言う疑問が湧いてきたが、今は心の隅に追いやった。
少し走るスピードを緩め、プレイヤー達を追いかけるモンスターの背後に付く。そこでスピードを上げ、もてる筋力値全開で飛び上がった。それは丁度モンスターの頭の位置に当たる。そこで俺はソードスキル垂直二連?技〈バーチカル・アーク〉を発動させた。
その攻撃は丁度クリティカルポイントに当たったのか、モンスターのHPを数ドットになるまで減らした。その時、ようやく俺の存在にモンスターは気付く。隠蔽スキルを発動させていたのだから気付かないのも当然か。
モンスターは大型モンスターだ。俺がジャンプしてようやく頭上くらいなのだから相当な大きさがある。そこらの雑魚モンスターとは違うように見えた。
敵は俺を一瞥すると、こちらに手を伸ばしまるで銃の様な形を手で作った。
「バーンッ!」
「はぁ!?」
敵が銃が鳴り響く声真似をすると同時に俺の頬がジジッと疼く。HPバーを見るとHPが確かに減っていた。つまり、このモンスターは指から空弾を発射したのだ。
「なんじゃそりゃぁっ!?」
俺は絶叫しながら次々に飛んでくる空弾を避け続ける。暫くすると弾が切れたのか(空弾なのだから弾なんて存在しないのだが)銃撃が止んだ。その隙をつかんとばかりに俺は敵へと接近する。その瞬間、俺は吹き飛ばされた。良く見るともう片方の腕で俺が走り込んでいた場所を凪いだのがわかる。成程、と俺は脳内で理解した。右手が剣、左手が空銃ってわけだ。空中で体勢を立て直し、両足を地面について滑るようにして停止する。
限界まで縮めた両足のバネを使い、ロケット走法と言わんばかりに加速する。モンスターの足元を通り過ぎる寸前でブレーキを掛け、もう一度縮んだ両足のバネを使って跳躍する。そこに敵による空弾と剣が襲い来るが弾は剣で切り裂き、剣は体をひねって避けた。体をひねった時に俺の体が地面に頭を向けるような形になる。そんな逆さまな状況から、俺はソードスキル突進技〈ソニックリープ〉を発動させた。体が逆さを向いている俺は、地面の方に向かって突進を開始する。敵は先ほどの攻撃が何らかのソードスキルだったのか身を硬直させていた。俺の突進は、そのまま敵の心臓あたりを貫く。モンスターは金属質な断末魔を上げ、一瞬身を強ばらせたあとポリゴンの欠片となり霧散した。
「あ、ありがとうございますっ!」
一時放心していた俺に感謝の声が掛かる。先ほどのプレイヤー達だろう。先ほどはそんな装備で、なんて思ったが戦闘をしてみてこれは逃げても仕方がないな、と納得がいっていた。
「気にするな。それより、さっきのは何なんだ?」
「それが…俺たちにもあんまりわからないんです……ひだまりの森っ
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