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Sword Art Online -Gun Sword-
Sword Art Online
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でこちらを一瞥していた。
「悪いな……」
「いや、気にするな。それで、俺に用があったんだろ?なんだ」
一言謝罪すると、そのプレイヤーは気にしていない、というふうに手を振り苦笑しながら問うてきた。
そこで、俺はようやくそのプレイヤーの顔を見る。
まだ子供じゃねぇか!?一番最初に脳裏をよぎった感想がそれだった。目の前のプレイヤーは中性的で線の細い顔立ちで黒髪を無造作に垂らしていた。次に脳裏をよぎった感想は女難だろうな、と言うどうでもいいそうな感想だったのだが、今はそれどころじゃないと脳が告げてくる。
「アンタ、見たところβテスターだろ?悪いが俺に基礎を教えてくれないか?……別に一緒に行動してくれと言ってるわけじゃない。戦闘の仕方や色々、その辺の基礎を教えて欲しいんだ」
「………わかった。基礎を教えるだけだからな?」
「ありがてぇ」
少年は少し考えるように俯き、そして了承してくれた。
「アンタ、名前は?」
「俺か?俺の名前はキリト。そういうアンタは?」
「アルク、アルで良いぜ。これから少しのあいだ宜しくな、キリト」
そう言って、俺は右手を差し出した。
「ああ、こちらこそよろしく頼むよ。アル」
キリトは右手を差し出し、握手を躱す。俺達はふと頭上に広がる空、いや、陰鬱な色彩の天空の蓋を見つめた。
それから俺達はほんの1週間だけ行動を共にした。俺はキリトから攻撃方法、ソードスキルの発動方法からパリィやステップの踏み方などの基礎を教わった。たった一週間でそれ等の基礎を覚え、体に叩き込むのは精神的にきつかったが何とかやり遂げた。
今日はキリトから出された最終試験日。
戦闘する敵は〈ルイン・コボルド・センチネル〉と言うモンスターだ。キリトの情報によるとこのモンスターは第一層フィールドボスの取り巻きでもあるらしい。もし第一層のボスレイドに参加するのなら、と言う意味合いも込めてこのモンスターを選んだらしい。もちろん、センチネルはこの第一層では強敵と呼べるモンスターであることには変わりなく、実力を試すといった意味でも丁度いいモンスターだった。
「ま、危なくなったら俺が助けるから。気負い無くやれよ」
「わ〜ってる」
キリトから激励をもらい索敵でサーチしていたセンチネルの目の前へと俺は躍り出る。行き成り飛び出してきた俺にビビったのかセンチネルは甲高い悲鳴を上げ、そして臨戦体勢に入った。センチネルが持っている武器は斧とバックラーだ。一般的と言えば一般的だが、一般的だからこそその組み合わせは強い。例えば剣と盾。どこにでもあるテンプレな組み合わせだが、実際相対するとかなり強い組み合わせだと理解できる。盾でこちらの攻撃を弾きながらもう片方の剣で攻撃をするといった一パターンがある
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