外伝〜北の再会〜後篇
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ていた。
「――――――来たか。始めろ、フィア。」
「了解〜。――――――ごめんね!二連制圧射撃!!」
「ぐあ……っ!?」
「き、奇襲だ―――ッ!」
ジェダルの指示に頷いたフィアが矢の雨を振り注がせると北の猟兵達の足は止まり、猟兵達は周囲を警戒し始めた。
「リリカとユリーシャは準備を始めろ。ハアッ!!」
「う、うわあああああっ!?」
そこにメンフィル軍によるノーザンブリア侵略が始まるまでに用意していた罠――――――木々の間に張り巡らされていたロープを切り落とす事で”予め切り倒して更に加熱性の油を染み込ませていた周囲の木々”が一斉に襲い掛かる罠を発動させるためのロープをジェダルが大剣で切って罠を発動させるとフィアの矢の雨によって足が止まった多くの猟兵達は突如倒れてきた周囲の木々に巻き込まれ
「エニグマ駆動――――――クリムゾンレイ!!」
「エニグマ駆動――――――クリムゾンレイ!!」
「ぐぎゃあああああああああっ!?」
更にジェダルの指示によって戦術オーブメントの駆動を始めていたリリカと守護天使ユリーシャがそれぞれ駆動を終えて凝縮した炎のエネルギーを解き放つアーツをジェダルが発動した罠によって倒れた木々に放つと、木々に染み込ませていた加熱性の油によって火は一気に燃え広がって木々に巻き込まれた猟兵達を焼死させた。
「畳みかけろ、フルーレティ!!」
「ふふ、了解。――――――凍え死になさい――――――氷垢螺の絶対凍結。」
「な、なんだ、こ、この寒さ……は……」
「ノーザンブリアでも……これ程の寒さは……ありえ……な……」
そしてジェダルの指示を受けたフルーレティが転位魔術で猟兵達の上空に現れると絶対零度の猛吹雪を発生させる魔術を発動させて猟兵達を全身氷漬けにして凍死させるとともにリリカと守護天使ユリーシャのアーツによって引火した木々の炎を一瞬で消火した。
「くっ……次から次へと一体何が起こっているというのだ……!?」
連続で起こった突然の出来事によって多くの仲間達の命が失われた事に猟兵の一人が唇を噛み締めたその時ジェダル達が猟兵達と対峙した。
「予想していたよりも生き残ったが、十分に対処可能な数だな。」
「その口ぶり……これらの出来事は貴様らの仕業か!?」
「くっ……見た所軍人には見えない所を考えると、まさかメンフィル軍やヴァイスラント新生軍にノーザンブリアから脱出しようとする我らの始末の為に雇われた猟兵達か……!」
生き残った猟兵達を見まわして呟いたジェダルの言葉を聞いてジェダル達の正体を察した北の猟兵達はジェダル達を睨み
「………俺達は”猟兵”とやらではないが、メンフィルに雇われた事は否定しない。――――――行くぞ。依頼通り、国外へと脱走しようとする北の猟兵達を一人残らず殲滅する。」
「おおっ!!」
北
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