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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜北の再会〜後篇
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ジを与えた女まで灰の騎神達に加勢し、お前達は団長の不利を悟って団長に加勢しようとする俺を阻む俺への対策か……!」
「――――――その通りですわ。」
「我が主達の邪魔はさせません!」
「ヴァンダールの剣士として、ヴァリマール達を援護する皇女殿下にその刃は届かせる事はさせない……!」
「ふふっ、4対1とはいえ私やクルトさんにとっては”格上”の相手になるのですから、手加減は一切致しませのでお覚悟を♪」
メサイア達と対峙したレオニダスはリィン達の狙いをすぐに悟ると表情を歪めてメサイア達を睨み、レオニダスの推測を肯定したメサイアはユリーシャと共にそれぞれ武装を構えて戦術リンクを結び、クルトは決意の表情で、ミュゼは意味ありげな笑みを浮かべてそれぞれ武装を構えて戦術リンクを結んだ。

「くっ……舐めるな!」
「我ら”北の猟兵”を忘れてもらっては困る……!」
「騎神同士の戦いには手を出せないが、生身での戦いならば数の差で押せば貴様ら如きすぐに制圧できる……!」
その時ようやくダメージから立ち直った北の猟兵達がレオニダスに加勢しようとしたが
「止めとけ。お前達が加勢した途端そっちの色気ムンムンの姉ちゃんと嬢ちゃん達を守っている化物じみた美人の姉ちゃんが一瞬でお前達を葬る事は目に見えている。その二人は”お前達が束になっても絶対に勝てねぇ相手”だし、正直言って本気になった俺でも勝率が低い相手だ。」
「あら、よくわかっているじゃない♪」
「カレル離宮での戦いを正しく分析している証拠ね……」
ルトガーが北の猟兵達を制止し、それを聞いたベルフェゴールは意味ありげな笑みを浮かべ、アイドスは静かな表情で呟いた。

「それにさっき去ったメンフィル軍が保護しちまったあの3人をレミフェリアに逃がした後は国境を封鎖して、お前達の逃げ場を無くして残党狩りをするつもりだ。そうなっちまったら、”大佐”に合わす顔もねぇ。――――――だから、お前達は逃げなぁっ!!」
「猟兵王……」
「くっ……すまない……!」
「この恩は必ず返す……!」
そしてルトガーに脱出を促された北の猟兵達は複雑そうな表情や悔しそうな表情をした後その場から去って行った。
「さてと……ここから先は俺を倒さねぇ限り、通行止めだ。数による有利があるとは言え、この猟兵王の首はそう易々と取れると思ったら大間違いだぜぇっ!!」
「――――――遊撃隊、これより”西風の旅団”との戦闘を開始する。総員、全身全霊をもって挑め!!」
「おおっ!!」
ゼクトールがヴァリマール達に武装をつきつけるとヴァリマールの中にいるリィンが号令をかけ、リィンの号令に力強く頷いた仲間達はそれぞれの戦闘を開始した。

〜国境〜

一方その頃北の猟兵達は国境に急行していたが、その様子を森の中に潜んでいるジェダル達が見
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