暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜北の再会〜後篇
[8/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だ。油断はするなよ、リィン。それにエリゼとエリス嬢も。」
ヴァリマールの中にいるリィンの要請にディミトリは頷いた後号令をかけ、フェルディナントとドゥドゥーはそれぞれリィン達に応援の言葉をかけた後リシャール達をレミフェリアの領土へと逃がす為にリシャール達や部下達と共にその場から離れた。

「バカな……”金の騎神”まで既に目覚めていた上、その起動者が内戦時カイエン公の手配によって幽閉の身であった灰色の騎士の妹だと……!?しかもその白い機体は結社の神機……!」
「やれやれ……まさかこんなとんでもない事実を”雇い主”達すらも把握していなかったとはな。これじゃあその”金の騎神”の為にクロスベルに潜入した戦鬼の嬢ちゃん達は無駄足に――――――!まさか…………今回のメンフィル(おまえら)のノーザンブリア侵略は”俺を嵌める為”か?」
一方レオニダスはエル・プラドーやヴァイスリッターの登場に驚き、疲れた表情で溜息を吐いたルトガーはある事に気づくと目を細めてリィン達に問いかけた。
「団長を……!?――――――!!まさか貴様ら……ノーザンブリアが危機に陥れば、俺達が北の猟兵達の為にノーザンブリアに現れる事や俺達は”金”や神機がメンフィル帝国軍側である情報を把握していないと想定した上、更には団長ごと”紫の騎神”を”灰”、”金”、”神機”の3体がかりで葬る為に今回のあまりにも早すぎるノーザンブリア侵略を実行したのか……!?」
「ああ……あんた達がエル・プラドーやヴァイスリッターの件を把握していないことに関しては半信半疑だったが、北の猟兵を結成したサラ教官の養父―――バレスタイン大佐があんた達”西風の旅団”の立ち上げに関わっていたという情報やメンフィル・クロスベル連合による”猟兵王ルトガー・クラウゼル”の性格分析を考えると今の状況でノーザンブリアに侵略すれば、あんた達が高確率で現れる事はわかっていた。……最も、”北の猟兵”達への報復の為にノーザンブリア侵略を実行した事も本当の目的の一つでもあるけどな。―――みんな、手筈通りの配置についてくれ!」
「おおっ!!」
ルトガーの推測を聞いてすぐに全ての事情を悟ったレオニダスは厳しい表情でヴァリマール達を睨み、レオニダスの言葉に対してリィンは静かな表情で答えた後仲間達に号令をかけ、リィン達の号令にそれぞれ頷いた仲間達―――セレーネ、アルティナ、アルフィンはそれぞれ準起動者としてヴァリマール達の援護を、アイドスは準起動者として援護するセレーネ達を守る為にセレーネ達の周囲に結界を展開し、ベルフェゴールはヴァリマール達の支援攻撃を行う為にヴァリマール達と共にゼクトールと対峙し、クルト、ミュゼ、メサイア、ユリーシャはレオニダスと対峙した。

「クッ……3対1に加えて準起動者達の援護に真の姿を現したあの”劫焔”にも致命的なダメー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ