外伝〜北の再会〜後篇
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対して答えたディミトリの指示に頷いたカノーネはルーシーを促し、促されたルーシーは騎馬隊の騎士の一人の背後に乗り、リシャールとカノーネも続くように騎士達の背後に乗った。
「おいおい…………俺達を無視して勝手に話を進めるとか、幾ら何でもさすがに俺達をバカにし過ぎていねぇか?」
するとその時ゼクトールが起き上がってリィン達と対峙し
「心配しなくてもあんたの相手は俺達が担当する事になっている。――――――エリゼ、エリス。」
「「はい、兄様!!」」
「何……っ!?」
「まさか――――――」
ゼクトールの中にいるルトガーの言葉に対して静かな表情で答えたリィンはエリゼとエリスに視線を向け、視線を向けられた二人は頷いた後リィンと共にその場で集中し、その様子を見てリィン達が”騎神”を呼ぼうとしている事を察してリィンだけでなくエリゼとエリスも”騎神”を呼ぼうとしている事を察したルトガーは驚き、レオニダスが信じられない表情をしたその時
「来い―――”灰の騎神”ヴァリマール!!」
「来て―――”白の神機”ヴァイスリッター!!」
「応えて―――”金の騎神”エル・プラドー!!」
「「「応!!」」」
リィン達はそれぞれの頼もしき相棒の名を呼び、リィン達に呼ばれた相棒達はそれぞれ精霊の道で現れた後リィン達をそれぞれの操縦席に乗せた。
「あ、あの”灰の騎士”はまさかエレボニアの内戦を終結へと導く鍵になったという……!」
「猟兵王の”紫の騎神”と同じ灰色の”巨イナル騎士”――――――”灰の騎神”か。フム、しかも今ここで判明した新たな騎神――――――”金の騎神”の乗り手がエリゼ君の双子の妹――――――つまりはメンフィル帝国軍側である事に加えてエリゼ君が呼び寄せて乗り込んだあの機体は確か……」
「ええ……レインズの報告にあったクロスベルがディーター・クロイス政権であった頃に結社の協力によってクロスベルを守護し、あのガレリア要塞を消滅させたという白い”神機”ですわね。……恐らくディーター・クロイス政権が崩壊した際にメンフィル・クロスベル連合はあの”神機”を鹵獲していたようですわね。」
ヴァリマール達の登場にルーシーが驚いている中リシャールとカノーネは真剣な表情でヴァリマール達を見つめた。
「ここは俺達に任せて、ディミトリ達は行ってくれ!」
「わかった!それでは出発しますので、騎士達の腰をしっかり掴んでいてください!――――――総員、これより反転して迂回ルートでレミフェリア方面の国境を目指す!念の為に重騎馬隊を先頭にする!重騎馬隊は襲撃に備えて盾を構えて前に進み、他の者達は周囲を警戒してくれ!」
「イエス・サー!!」
「フッ、君達の武運を祈っているよ!」
「3対1の数的有利があるとはいえ、相手は二大猟兵団の片割れの団長
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