外伝〜北の再会〜後篇
[4/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ぇ、ここからは”力づく”でいかせてもらうぜ――――――」
ルーシーの頑なな意思に苦笑したルトガーが表情を引き締めてリシャール達に襲い掛かろうとしたその時
「うふふ、純情可憐な女の子を”力づく”で自分の思い通りにするなんて、純情可憐な女の子の味方の私が許すと思って?すごい――――――ねこパンチ!!」
「何!?――――――ガッ!?」
「団長!?――――――!あの女はカレル離宮で”灰色の騎士”が呼んだ……!」
何とベルフェゴールが転位魔術でゼクトールのヘッドの真正面に現れた後一瞬で拳に闘気を凝縮させた後それをゼクトールのヘッドに叩き込んだ。”魔神”であるベルフェゴールが放つ事によって可愛らしい名前とは裏腹に装甲をも容易に破壊できるその一撃は騎神であるゼクトールにすらも強烈な衝撃を与えてゼクトールを地面に倒れさせ、それを見て驚いたレオニダスが上空にいるベルフェゴールに気づくと表情を厳しくした。
「星の裁きを受けなさい!慈悲神アイドスよ、邪悪なる者達に星の裁きを!煌めけ――――――セラフィムハ―ツ!!」
「ぐ……っ!?」
「ががっ!?」
そこに凄まじい速さによる飛行でリシャール達の上空に現れたユリーシャが自身の翼から無数の星の光を降り注がせてリシャール達の背後にいる猟兵達を怯ませ
「闇よ、全てを切り裂け――――――斬闇!!」
更に猟兵達の背後に走りながら現れたメサイアが暗黒の力を込めた薙ぎ払いで追撃し
「――――――ハッ!星光――――――円舞剣!!」
「ぐ……っ!?」
そしてメサイアの背後から凄まじい速さで助走をつけて跳躍したアイドスがリシャール達の傍に着地すると同時に星の力を宿した回転斬りを高速で放ち、アイドスが放った高速回転斬りを受けたレオニダスは周囲の猟兵達と共に吹き飛ばされた!
「あ、貴女達は一体……」
「なっ!?何故エステル君に宿ったはずの貴女が生きてこの世界に……!?」
「所長……?」
ベルフェゴール達の登場にルーシーが困惑している中自分達の傍に着地したアイドスの容姿を近くで見た事で自身がかつて”影の国”で出会った当時のサティアの容姿とアイドスの容姿が瓜二つであることに気づいて驚いているリシャールの様子に気づいたカノーネは戸惑っていた。するとその時イングリット隊に包囲されているリシャール達の近くまで送ってもらったリィン達が現れてリシャール達を庇うような位置でそれぞれの武装を構えて周囲を警戒していた。
「ふふっ、何とか間に合ったようですわね。」
「ミルディーヌ公女……!?それにどうしてメンフィル帝国軍が……!」
「フム…………とりあえず君達は今の私達にとっての”味方”と判断していいのかね、エリゼ君?」
ミュゼに視線を向けられたルーシーが驚いている中、真剣な表情で考え込みながら即座にリィン達が駆け付けた理
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ