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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜北の再会〜後篇
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領ではなく北の猟兵という存在を皆殺しにする事だ。”」
「そんで”大佐”に世話になった西風の旅団(おれたち)はそんな”結末”には納得いかなくてな。せめて若い連中だけでも生き延びさせようと思って、”報酬”も無しで北の猟兵(あいつら)に手を貸しているのさ。」
リシャールの説明に頷いて説明を続けたレオニダスの後に答えたルトガーはゼクトールを操作してゼクトールの得物をリシャール達につきつけ、更にリシャール達の背後からはリムジンを襲撃した北の猟兵達が現れてリシャール達を包囲した!
「そちらの金髪のお嬢さんはレミフェリアの大公閣下の親戚である事はわかっているぜ。ハリアスクから脱出する北の猟兵(あいつら)の為に少しの間だけ、人質になってもらうぜ。」
「な…………何故”北の猟兵”達がハリアスクから脱出する為に私を……」
「………恐らくはルーシーさんを人質にして大公閣下に”北の猟兵”達の保護――――――いえ、レミフェリアの領土に”密入国”してくる北の猟兵達を見逃すような交渉をするつもりかと。」
「敗残兵を追撃する為とはいえ今は中立を保っているレミフェリアの領土にレミフェリアの許可もなく足を踏み入れれば、レミフェリアとの外交問題に発展するからな……幾らメンフィルと言えど、”例の件”もあるからそこまでの無茶はできないだろうな。」
ルトガーの話を聞いて一瞬絶句した後困惑しているルーシーにカノーネとリシャールはそれぞれの武装を構えて周囲を警戒しながらそれぞれの推測をルーシーに伝えた。

「!!そういう事ですか…………――――――申し訳ございませんが、例え私を人質にした所で大公閣下は北の猟兵達――――――いえ、猟兵達のレミフェリアへの入国並びに活動は許しません。レミフェリアは過去猟兵達によってバイオテロを起こされ、それによって多くの被害を受けた事でリベール同様猟兵の雇用、入国を堅く禁じ続けています。」
「ああ、ニーズヘッグの連中による”あの件”か…………――――――なにも北の猟兵(そいつら)の面倒を見てくれとは言わないさ。ただ、一時的な”避難場所”にしてくれってだけの話だ。レミフェリアに逃げ込んだ後は猟兵を止めて自由に生きるなり、メンフィルへの復讐の機会を待つなり好きにしろとは言ってあるが、レミフェリアで猟兵としての活動をすることやレミフェリアの連中から略奪する事は絶対にしない事は約束してもらっているぜ。それでも俺達を信用できないのかい?」
二人の推測を聞いて血相を変えたルーシーは厳しい表情でゼクトールを睨んで答え、ルーシーの話に心当たりがあるルトガーはニーズヘッグの猟兵達を思い浮かべて呟いた後口元に笑みを浮かべて話を続けた。
「北の猟兵(かれら)もそうだけど、貴方も”猟兵”なのですからその時点で信用できません。」
「やれやれ…………取り付く島もねぇな。仕方ね
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