第2話 接触
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る。
隊員達がここから一望できるアルヌスの丘の方を見る。
その時、信じられない光景が千堂達の目に飛び込んできた。
なんとアルヌスの丘に『門』が立っていたのだ。
「どういうことだ!?なぜ、『門』がアルヌスに!?おい、加頭!双眼鏡で確認しろ!!」
慌てて、加頭が双眼鏡で門と周辺を見る。
すると双眼鏡を覗いた加頭の呼吸が次第に激しくなる。
「た、たた、隊長!あれを!あれを見てください!!」
「どうした!?!?」
千堂は双眼鏡を取り上げ、アルヌスの門を見る。
千堂の目に映ったのは『門』と謎の軍勢だった。戦車や攻撃ヘリなども見えたので帝国軍でないのは分かった。そして彼らは北海道の五稜郭のような星型の基地を建設していた。さらに基地の上部からは「白地に赤い丸」の旗がはためいていた。
千堂は理解が追いつかず、冷や汗をかく。
(どういうことだ!?あれは何だ!?
『門』はもう1つあったのか!?)
とにかく、上層部に報告しなければと思った矢先に横の林から突如、深緑色の装甲車がやって来て停車する。
中には緑色の迷彩服を着た兵士が乗っており、銃で武装していた。
「何だ!?お前達は!?」
部下の1人が叫んでライフルを構えて威嚇しようとしたので、彼らも装甲車上部に搭載された機関銃を構えて一触即発といった状態になる。
「待て!武器を下ろせ!!」
(戦闘だけはマズい!!!)
千堂はこの場を収めようと謎の迷彩服の兵士と話し合おうとする。
「我々はショッカー 防衛陸軍第1偵察隊だ!戦闘の意志は無い!!
貴官らの所属と目的を聞こう!」
すると指揮官とおぼしき人物が装甲車から降りてきて言う。
「我々は日本国 陸上自衛隊の者です。その…『しょっかー』とは何ですか?」
「…………は?」
これがショッカーと日本国のファーストコンタクトであった。
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