戦姫絶唱シンフォギアG
第1楽章〜黒の装者達〜
第2節「争乱へのシンフォニア」
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した青年は、その赤い瞳を片方閉じて首を傾ける。
茶目っ気溢れる、綺麗なウインクだ。
「はあ……それで予定が遅れたら意味ないでしょう?」
「俺が仕事に遅れるとでも?」
「それは……確かに、あなたのスケジュール管理が徹底してるのは認めているけれど……」
「君の歌は、俺にとっても大事なものなんだ。何があっても裏切るもんか」
そう言って、青年はニカッと笑う。
少女は呆れたように、それでいて何処か安心したように溜息を吐いた。
「さて。それじゃあ始めようか、マリィ。いや……フィーネ」
フィーネ、と呼ばれた少女……米国の歌姫、マリア・カデンツァヴナ・イヴの表情は、その一瞬で厳しいものへと変わった。
「ええ……。私達で、世界最後のステージの幕を上げましょう」
マリアのマネージャーを務める青年……ジョセフ・ツェルトコーン・ルクスは、右手に持ったトランクの取っ手を静かに握りしめた。
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