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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第二十五話
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いね」


「――おそようさん、ブラザー」


周りを見回すと、どうやら僕はベッドに寝ているらしく近くの椅子に腰掛けたロッタとヴォイトの姿があった。
…そうだ……っ!!


「僕は確かあの洞窟で……二人共、ジュード達は!?あの精霊は…!?」


「ちょっ、まずは落ち着きなさいバカッ!!」




勢いよくつい顔をそちらに近付けた僕に、ロッタは何故か顔を赤くしてロッドで頭を叩いてきた。うん、痛い。
ヴォイトはそのようにケラケラと笑ってた。


「まぁ、落ち着いたみてぇだな。とりあえず説明だが……まず皆無事だ、安心しろ」


「――…そっか、良かった。……それであの精霊は…?」





「……はっきり言うとよく分からないわ。…アンタがあの精霊に木刀を『精霊に当たらないように』振り下ろした後、いきなりアンタが倒れて……それでその精霊が少しアンタの事見てたけどいきなり消えたわ…。でも、赤い煙が消えてて正気に戻ってたわ」


「……そっか……」


ロッタの説明を聞いて僕は安心したように息を吐く。良かった……助けられたんだ。


「一応依頼の方は村長に上手く言っといたけど…アンタがぶっ倒れてたから一日村の宿屋の部屋借りる事になったんだけど――結局アンタ、あの赤い煙をどうやって消したのよ?」


「……自分でもよく分からないんだ。でも、木刀が光り出したて……それでなんか、行けるっ!って気がして…」


「…木刀が…?でも、俺達にはそれは見えなかったが……確かその木刀って世界樹から出来てんだったっけ……?」


ロッタの質問に思い出しながらそう返すと、ヴォイトはそう言いながら合わせて聞いてきたので、僕は頷いて応える。

「……世界樹って言うとディセンダー…そしてその木刀は世界樹から出来たもの……まさかディセンダーと同じ力がある、とか……?」


「……分からない。詳しくは世界樹のみぞ知る、てことかな…?」


――結局、深く分からず仕舞いで話は終了し、僕達は宿屋で休んだ翌日、ジュード達に挨拶と礼をしてバンエルティア号へと戻る事になった。


……ただ…やけになんかが自分の体の中にある感じと、アルヴィンがよくバンエルティア号が停船している場所を聞いてきたのが気になっている。




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