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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第二十五話
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の魔法で僅かに膜が割れたのを見てヴォイトが再び攻撃を始めようとするが、僕がヴォイトを止めると同時に、ヴォルトの呟きと共に再び膜が再構築された。

「くそ…笑えねぇっつーのっ!!」


「――アアアァァァァッ!!」


「ッ!!皆、急いで奴の周りから離れろっ!!」






再構築されたヴォルトの膜に、アルヴィンが思わず舌打ちと共に言葉を出すも、ヴォルトのより一層高い叫びに、ミラがそう言うと、ヴォルトが上空へと飛び上がる。



「……ロッタッ!!回復の準備をっ!!」


「え、ええっ!!」


「――来るぞっ!!」


「――アアアァアアァアーッ!!」


ヴォルトの行動が分かり、僕はロッタの前に盾になるように立ち、ロッタに指示して退かせると、ミラの声に皆が防御に入る。上空へと上がっていたヴォルトは急速で落ち、そのヴォルトが落ちた位置から無数の雷撃が放たれた。


「ぐ…っ……うぅっ!」


「ちぃっ……コイツは…痺れるぜ…っ!」


「皆ッ!――回復の光よ、集え!リザレクションッ!!」


ヴォルトから放たれた雷撃をなんとか皆防ぎきったが、やはりそれなりにダメージはもらってしまった。退いていたロッタが駆けつけ、皆の周りに回復陣を張り、ダメージを回復させてくれる。



「…なんとか防ぎきれたか…。礼を言う、ロッタ」


「どういたしまして…って言いたいけど、アレの攻撃に気付けたのはアナタのおかげだから此方こそ礼を言うわ。……それにしても――」

ミラの言葉に苦笑を浮かべてそうロッタは返しながら視線を前方のヴォルトに向ける。それに合わせ僕もヴォルトを見ると、ヴォルトは此方を睨むように見て待ち構えていた。


「……ったく。流石精霊様ってか。…この人数で俺達が劣勢だからな」


「あの膜をなんとか出来りゃいいんだが……再構築が早ぇからな…」


「……それなら再構築が間に合わない程に攻撃すれば――」


「……どういう事、ジュード?」


アルヴィンとヴォイトの言葉に、ジュードは少し考えるような仕草をするとそう言葉を出し、僕はそれを問い掛けた。
ジュードは皆を見て小さく頷くと手早く説明を始める。


「――至ってシンプルな事だよ。再構築が早いなら、膜を壊す強力な攻撃を連続で出して、再構築のスピードを上回ればいい。ただそれだけだよ」


「成る程、ね……。でもあの膜、それなりに堅いし…ミラとロッタの魔法だけじゃ足りないんじゃ…」


「「――なら、俺の出番だな」」


ジュードの説明を聞いて僕は納得するも、そう言葉を続け掛けると、ヴォイトとアルヴィンが名乗りを上げた。


「ヴォイト……それに
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